Issues we are working on
ビジョン達成に向けてわたしたちが果たすべき使命として以下の2つを掲げています。
(1)子育てしよさ、暮らしよさを阻害する地域課題を解決する、乗り越える力を育む
子育て関連インフラ・サービスが不足する双葉郡において、子育てする人と地域の人が課題を共有し、知恵を出し合い、行動することで課題の解決に取り組みます。
(2)親子の笑顔を生み出す、新しいコト・モノ・場所・出会いをつくり、繋いでいく
「暮らしをもっと楽しく、もっと豊かに」を合言葉に、子育てする人の目線で「あったらいいな」「これができたら、面白いね」を生み出すコミュニティを目指しています。
Why we are tackling this issue
双葉郡と原発事故
福島県双葉郡の8町村は、2011年の原発事故後、全町(村)避難を余儀なくされました。2021年現在もなお居住・立ち入りが制限されている地域があります。
一方、避難指示解除が進むにつれて少しずつ郡内への帰還・移住は増加。2020年末時点では住基人口に対する居住人口は事故以前のおよそ2割にとどまるものの、18歳以下の子ども達も約1,000人(※郡内の保育施設・小中学校等の在籍者数から)暮らしています。
皆さんが想像するとおり、一時は人が住まなくなった地域で暮らしを再開するのは容易なことではありません。こと、子どものいる世帯が抱える不安は少なくなく、子育て環境の整備が急務となっています。
双葉郡内の子育て環境はいま
cotohanaでは地域の子育て環境を詳細に把握するため、子育てする方々・自治体へのヒアリングを続けています。
ヒアリングによると、行政による支援メニューの充実具合は町村によって異なってきてはいまずが、赤ちゃん訪問(乳幼児全戸訪問)を中心に可能な限り子育て世帯とコンタクトをとるなど、きめ細やく対応しています。
一方で、専門性の高い個別具体なケースの対応には課題が多くなっています。療育が必要なお子さんや要支援家庭の認知はできているものの、マンパワーと資源の不足により、必要な支援・サービスが地域内で十分に供給できてないと言えます。
そのような背景から、帰還・移住に踏み切れない世帯が潜在的に存在しているのも事実です。
また子育て世帯へのヒアリングを見ると、震災・原発事故直後は被災地独自の悩みが多かったのに対して、現在は子育てに関する普遍的な悩みが多く、行政による「最低限の支援・ハードの整備」だけでなく、親子が集える場(イベントや常設の場)、遊び場などの充実が求められていると感じています。
cotohanaでは今後も地域の状況を正確に把握することに努めながら、課題解決に取り組んでいきます。
詳しい思いはこちら!共同代表インタビュー
cotohanaの取り組みの背景、活動内容について、共同代表の鈴木と小林がインタビューに答えました。
活動に取り組む私たちのことをより身近に感じてもらえたら幸いです。
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