Issues we are working on
・深刻化する水資源不足(白馬大雪渓の消失、農業・生活用水への影響)
・予測不能な雪崩リスクの増大(気温変動による新たな雪崩パターン)
・雪崩管理技術の継承危機(専門家不足、後継者不在)
Why we are tackling this issue
代表理事の森山建吾は、16歳のとき雪山で遭難し、九死に一生を得ました。その後、雪崩研究の師である故・若林隆三先生と出会い、「雪は天然の白いダム。雪崩は自然循環の中で無くてはならない現象だ」という教えを受けます。
この言葉が、雪崩を「災害」としてしか見ていなかった森山の視点を根本から変えました。
2015年から白馬大雪渓で観測を続ける中で、降る雪の質の変化、雪崩パターンの変化、そして雪そのものの減少を目の当たりにしてきました。
そして2024年、白馬大雪渓はついに完全消失。気候変動は「将来の問題」ではなく「今そこにある危機」であることを、現場が教えてくれています。
雪崩は長らく「白い悪魔」と恐れられてきましたが、実は天然の水資源管理システムでもあります。
雪崩によって雪は砕かれ、密度を増し、谷間に集積されることで長期間保存される――つまり、私たちの生活用水や農業用水を支える存在でもあるのです。
「災害」から「資源」へ。若林先生から受け継いだこの視点を社会に届けるため、2025年2月にアルプス雪崩研究所を設立しました。
How support is used
皆さまからのご支援は、以下の活動に大切に活用させていただきます。
気象観測機器の導入・設置
-山岳地域に気象観測機器を設置し、積雪量・気温・風速などのリアルタイムデータを取得します。現場の「今」を正確に捉えることが、すべての研究と予測の土台になります。
雪崩予測システムの開発・運用
-AIとセンサー技術を組み合わせた雪崩予測システムを開発し、科学的データに基づく事故防止のインフラを構築します。感覚だけに頼らない、精度の高い予測を目指します。
雪崩救助犬の育成・訓練
-万が一の災害時に命を救う雪崩救助犬を育成し、山岳地域の防災体制を強化します。
研究開発・人材育成
-雪崩のメカニズム解明やデータベース構築を進めるとともに、若林先生から受け継いだ知見を次世代に伝える人材育成に取り組みます。

