Issues we are working on



支援を必要としている子どもたちの増加
先天性の病気がある子どもや低出生体重児の受けられる医療の進歩を背景として、 NICU(小児集中治療室)等に長期入院した後、引き続き人工呼吸器や胃ろう等を使用し、痰の吸引等の医療的ケアが日常的に必要な子どもたち(医療的ケア児)は全国に2万人いるとされ、年々増加傾向にあります。
また診断技術や理解の進歩もあり、発達・知的・身体などの障がいをもつ障がい児も診断件数が増えており、
障害児サービスに係る利用児童数等の推移や、障害児サービスの利用率も毎年増加しています。
加えて手助けや見守りの必要な児童の母親の就業率は、そうでない母親と比べて低くなることも課題とされています。
社会的支援が充実していない現状
医療の進歩に伴い救える子どもの命は増える一方で、社会的支援が追いついていない現状があります。
焼津市内には看護師の配置がある保育園は1カ所のみ。
全国では児童発達支援施設の数が0~6歳人口千人あたり約1.46施設あるが、これに対して焼津市は0.64施設と全国平均のおよそ半分以下にとどまっており、地域で支援を必要とする子どもたちやご家族が、十分な支援の選択肢を持てていない状況です。
また、病気や障がいのある子どもとその家族が必要な情報や支援につながりにくい現状があり、保護者が情報収集に苦労している状況があります。
当団体の代表である私も医療的ケア児の子どもを育てていますが、支援体制の地域差を感じることも多く、支援情報の少なさ、保育・学校との連携の課題等により家族の負担も大きくなってしまっています。
Why we are tackling this issue

この思いを誰に伝えたらこの街は変われるんだろう
そんな私の思いがこの団体設立のきっかけとなっています。
当団体のメンバーはもともと私の息子の相談にのってくださった方や支援してくださっていた方々です。
それぞれの立場で関わってくださった方々が同じ問題意識を持ち、今は活動の仲間として共に歩んでくれることとなりました。
安心して子どもを産み育てられる街に
市民の声を届け、病気や障がいをもつ子どもへの支援を充実させるきっかけとなれば、全ての子どもの健やかな成長を図るとともに、その家族の離職防止にもつながります。
安心して子どもを産み育てることができる街の実現に寄与したいと考えています。
How donations are used

当事者向けアンケートの実施
まず当事者の声を集め、「見える化」するためアンケートを実施する予定です。
アンケートにに関してはチラシやSNS等で広報を行います
意見交流会の開催
当事者からのアンケートをもとに市職員と関係機関の職員の意見交流会の開催を予定しています。
病気や障がいをもつ子ども向けの子育てガイドブックの作成
病気や障がいをもつ子どもと家族が必要な情報を得られるようにガイドブックの作成します。令和8年3月に第一版を完成させる予定です。