命ってあっけないもの
2026/9/7 19:24

今日、9月7日。福島県いわき市でも豪雨による警報が出ていました。午前はものすごい雨で、市内のアンダーパスでは、残念ながら車中で犠牲になられた方もいたようです。亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
年々災害が激甚化しているように感じます。その原因は何なのかも考えなくてはなりませんが、我々個人が今出来ることは最低限自分の命を守ることだと思うのです。命ってとっても呆気ないものです。今まで隣で笑っていた人が一瞬でいなくなる。災害とはそういうものです。
あの震災では、長女を迎えに行ったはずの私の父が、その長女は学校に残し、どういう訳か次女だけを海沿いの自宅へ連れて行ってしまった。たったそれだけの違いで長女は助かり、次女は津波にのまれたのです。どっちが、あるいはどっちも犠牲になっていてもおかしくないような状況でした。災害はそれが当たり前のように人の命を奪います。それは『当たり前のこと』なんだと思います。その中でどう備え、その上で災害時にどう動くかを一人一人がちゃんと考えておくことが、犠牲になる確率を下げる一番の方法だと考えます。それは、もしかしたらそんなに難しくないのでは?
福島県の浜通りでは、多くの学校が昨日のうちから休校を決めていたようです。今日、Jーヴィレッジで私の講話を聞く予定だった企業さんは全国から社員が集まる予定でしたが、昨夜のうちに中止のメールをいただきました。一見このくらいなら大丈夫だろうと判断しがちですが、そういう状況であっけなく命は奪われる。学校やこれらの企業の判断は正解でした。
いつもする話ですが、貞観地震(西暦869年)を汐凪に教えていたら汐凪は助かっていた。津波にのまれた私の3人の家族は犠牲になることはなかった。相馬藩内で約700人が犠牲になったとされる慶長三陸地震(西暦1611年)の津波を知っていたら、東日本大震災では福島県内の津波犠牲者はもっと少なかった。それを知り、事前に対策しておくこと。それを個人個人が自分ごととして考えておくことが1番大事ではないかと思うのです。
自分ごとにするために重要な場が、津波と原発事故を経験した大熊町にはあります。それらを守り、語り、継承していくこと、それが我々この地域のミッションではないかと考えています。そんな活動に対して多くの方が共感し、モヤモヤを引き受けて持ち帰ります。そんな活動、そんな場を持続していくために、我々は多くの人のご協力を必要としています。汐凪のバースデードネーションも明日まで。これを機会にもっともっと多くの人に仲間になっていただきたい。あともう少し、ご支援の程よろしくお願いいたします。
写真は、津波で流され、自衛隊が回収したものです。私の長女と生前の汐凪。


