汐凪、23回目の誕生日に・・・
2026/8/25 10:24

7月28日に発生した令和8年熊本地震で犠牲になられた方々に、深くお悔やみ申し上げます。また、被災された皆様が心身ともに負担のない生活を1日でも早く取り戻されることを願います。
今から23年前の8月25日、午前10時35分(だったと記憶している)汐凪(ゆうな)はこの世に生を受けました。前日夜に妻、長女と夜の海を眺めながら花火を楽しんでいた時に妻が産気づきます。そのまま双葉厚生病院に向かいました。私と長女も汐凪の誕生に立ち会ったことを覚えています。
あれから23年、そして汐凪の命を奪ったあの震災から15年半。東日本大震災と原発事故を経験した私たちの願いは、次の災害時に出来るだけ命が失われないこと、社会の裏側で誰も犠牲にしない社会になってほしいということです。しかしながら、年々災害は激化し、社会活動の中で犠牲になる方も後を絶ちません。そもそも、犠牲をゼロにすることはとても困難で、災害が起きるたびに、私たちの活動の意味を突き付けられます。 それでも私は「知っていれば助かった命があった」と確信しています。貞観地震(869年)や、慶長三陸地震(1611年)を知っていたら、津波で亡くなった私の家族3人は犠牲にならなかった。原発事故がなかったら、次女の汐凪は生きて帰ったかもしれない。伝承活動を通じて、より多くの人が気づきを得ることで、次の災害時や、これからの社会に活かしてもらえるかもしれない。災害が起きるたびに、私たちの活動をもっと多くの人たちに知ってもらい、問いかけなければならないと実感します。
23日(日)には、深く汐凪に関わってくれている仲間たちが集まり、4回目のバースディライブを自宅跡で開催しました。ライブだけではなく、それぞれの想いを詩にしてみたり、あの夏のようにスイカ割りをしたり。とても心地よい空間の中で、それぞれが汐凪への想いを表現しました。
「Happy Birthday ゆうな!」 君を想う人がたくさん生まれているし、これからも次に繋いでいってくれるよ!
21歳の誕生日に始めたバースデードネーションも、今年で3回目です。正直、このタイミングに寄付を募ることに躊躇しましたが、「繰り返してはいけないからこそ、伝え続けなければならない」という思いがあります。これまでもたくさんの方にご支援を賜り、大熊未来塾も5期目に入ることができました。深く感謝申し上げます。汐凪の友達がこれからも増えていくことを願うとともに、引き続き、ご支援、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


