【こんにゃくコミュニティ ―インドネシアの卒業生、アグスの働き】
2026/9/18 08:08

9月は卒業生の働きを通して、アジア学院の研修が世界に与えるインパクトについて、お伝えしています!
今週は、卒業生アウトリーチ課のスティーブン・カッティングによる、インドネシアの2020年卒業生アグスの活動レポートをお送りします。
こんにゃくコミュニティ
人々は彼を「アグス・こんにゃく」と呼ぶ。彼が、インドネシア・フローレス島マンガライ県の深い山奥で、こんにゃくによってコミュニティを築いているからだ。アジア学院に来る前、彼は何千本もの木を植え、人々にも植林のやり方を教えていた。アジア学院で彼が経験したのは、地球や食べ物、そしてお互いを慈しみながら生きる共同体の姿であり、それが彼に新たなビジョンを抱かせた。アグスはインドネシアにそのようなコミュニティを作りたいと考えた。
フローレス島の森には、こんにゃくが自生している。掘り起こして増やし、7㎏ほどに育つまで世話をすればよい。地元の人は食べる習慣がないが、加工して日本などへ出荷することできる。これが暮らしに不可欠な現金収入を生み出し、人々の生活の糧となる。
しかし、コミュニティを結びつけるきっかけがこんにゃくであったとしても、人々をつなぎ留めているのはこんにゃくそのものではない。アグスは肉体だけでなく、霊性を養うことも重視している。片方だけでは不完全だからである。こんにゃくは利益をもたらし、物質的なニーズを満たすが、人々の本当の強みは、信仰で結び合わされた強い絆、互いへの配慮、そして懸命に共に労することにある。彼らが自分たちを「アピカシ(愛や献身を意味する言葉)」と名付けた理由はここにある。
グループは、フローレス島全土から集まった12世帯、約60名で構成されている。全員で一つの大きな家に暮らし、毎朝こんにゃくの栽培に出かける。週に一度は、山奥の我が家へと続く長い道路の建設や整備を行っている。あるメンバーはその生活を「毎日、共に祈って、祈って、祈って、働いて、働いて、働く生活だ。」と語る。人々は大きな希望を胸に、2027年に訪れる最初の収穫を待っている。
アグスは一風変わった人物である。彼自身はお金に執着しないが、人々にとってのこんにゃくによる利益の重要性は理解している。彼は人生の真の価値について深く思索し、夜遅くまでコミュニティの仲間と語り合う。しかし、自分の意見に同意することや、リーダーとして自分に従うことを彼らに求めることはない。誰もが自由意志を持っており、このグループに加わるかどうかは本人の決断に委ねられている。
それでも、人々はこの場所に留まり続けている。ここで意味のある何か、心を動かされる何かを見出したからである。ある人は、最初はこんにゃくについて学ぶためだけに参加したが、「内側から湧き出る、生きる力」に出会ったと話した。また別の人は、ここに来る前は進むべき道を見失っていたが、ここで新しい原動力を見つけたと言い、さらに別の人は、アグスによって、日々の生き方や働き方を意識するようになり、自分たちのために働かれている、神を受け入れられるよう心が開かれたと付け加えた。
土から掘り起こしたこんにゃくを見て、ただの泥だらけで無骨な球根としか思わない人もいるかもしれない。しかしアグスにとってそれは、こんにゃくコミュニティ―すなわち「こんにゃくで養われる、豊かなコミュニティ」へと伸びる根筋なのだ。
オーガスティヌス・アディル(アグス)、2020年卒業生
文・写真 アジア学院卒業生アウトリーチ課 スティーブン・カッティング
🚌皆様の温かいご支援に、心より御礼申し上げます!
9月末までファイナルゴールに挑戦中です🙌引き続き、応援、伴走をよろしくお願いいたします。
世界の農村コミュニティリーダー22名に「痛みと再生」を学ぶチャンスを!あなたの寄付が隣人とやさしく生きる世界を作ります。
📱アジア学院の公式SNSのリール、ストーリーでは、サポーターの皆様からのメッセージや、学生たちの研修の様子をご紹介しています。
どうぞご覧ください!
🌎卒業生たちの活躍を知る アジア学院公式ブログ「農村指導者たち」へのリンクはこちら:
こんにゃくコミュニティ | ARI Rural Leaders Blog


「学生1人が1日、現場へと向かう燃料代」
1,000円
マイクロバスが25km前進するための燃料サポート(または、安全に駐車・休憩するための駐車場代・雑費)
燃料代(40円/km)×25km。気軽に参加でき、学生の1日の移動や安全な駐車・休憩を直接支える項目です。
「3,000kmの道のりを支える安全なインフラ費用」
3,000円
長距離移動を安全に走るための高速料金・駐車場代のサポート(または75km分の燃料代)
75km分の走行燃料、または旅の安全な走行環境(高速・駐車場)を確保するための実務費用に充てられます。
「学生1人分の全行程(3,000km)の高速道路料金」
5,000円
学生1人が西日本各地の研修先へ安全かつ時間通りに移動するための高速道路利用費
長距離移動の負担を和らげることで、学生が次の研修地での体験や対話に100%集中できる環境を整えます。
「学生1人分の夜間フェリー移動&温かい朝食サポート」
10,000円
大阪—門司間のフェリー移動費(ベッド代)+朝食代(1人分)
長距離移動の体調管理を整え、万全の状態で次の研修地に臨むための大切なサポートです。
「学びの移動拠点・マイクロバスのレンタル費用(約1日分)」
30,000円
レンタルバス代400,000円のうち、研修期間中の約1日分の車両代に相当
移動中も議論と振り返りが生まれる動く教室の1日分を確保し、学生同士が刺激し合い変化していく時間を支えます。
「学生1名が西日本研修(3,000km)を走り切る交通費一式」
50,000円
学生1名が西日本研修(3,000km)を走り切る全交通費(バスレンタル分・燃料・高速・フェリー・駐車場代)
現場で生きた課題に触れ、ひとりの学生が『自らを変え、世界を変えるリーダー』へと成長していくストーリーそのものを丸ごと後押しする支援です。
「学びの場をつなぐマイクロバスレンタル費用の4分の1」
100,000円
レンタルバス代400,000円の25%分を負担。
プロジェクトの基盤そのものを支える大口サポートです。学生全員が西日本を駆け巡り、豊かな学びと出会いを重ねるための移動の土台を力強く支えます。


