【コミュニティの豊かさ ―フィリピンの卒業生、ミミの働き】
2026/9/8 11:38

9月は卒業生の働きを通して、アジア学院の研修が世界に与えるインパクトについて、お伝えしています!
今週は、卒業生アウトリーチ課のスティーブン・カッティングによる、フィリピンの2017年卒業生ミミの活動レポートをお送りします。
コミュニティの豊かさ
ミミ:「私は7年間このコミュニティに仕えてきましたが、自分の部族のためには、まだ何もできていないと感じています。」
ジョブ:「自分のコミュニティのために何かをしたいのであれば、まずアジア学院へ行き、それから人々のもとへ行くといい。」
ミミ:「でも怖いです。海外へ行くのが怖いです。」
ジョブ:「コミュニティを助けたいのであれば、恐れてはいけません。」
これは、二人のアジア学院卒業生が約10年前に交わした会話だ。牧師で、2015年のアジア学院卒業生のジョブは、2008年にフィリピンのパラワン島で先住民族のための学校を設立した。その2年後、教師の資格を持つミミが活動に加わった。学校は急速に成長し、すぐに周辺のあらゆる村から集まった子どもたちが文字や数字、歴史を学ぶようになった。7年後、ミミは自身のコミュニティのために何かをする時が来たと確信した。ジョブが、彼女にアジア学院へ行くよう勧めたのはこの時だった。
2018年、アジア学院から戻ってきた彼女は、パラワン族の自村にある自宅の中に学校を開いた。活動は3人の子ども、3羽のニワトリ、4頭のヤギ、そして2頭の子ブタから始まった。3人の子どもたちは地元の教会からの紹介で、家畜は誰かから贈られたものか、彼女がアジア学院で貯めた小遣いで購入したものであった。
現在、そこには11人の生徒、30頭以上のヤギ、そして数え切れないほどのニワトリがいる。彼女は授業料を徴収していないため、これらの家畜が学校の資金となっている。コミュニティの資源だけを活用し、熟練した技術で家畜を育てる彼女の知識は、すべてアジア学院で得たものだ。
昨年の春、ミミはメッセージを介して、新たに3人の生徒を受け入れたことを私に教えてくれた。学校だけでなく、彼女の心の内を垣間見ることができる内容なので、皆さんにも共有したい。
「一人はすでに9歳ですが、読み方を学んだことがありませんでした。父親から助けを求められたため、受け入れることにしました。今では小さな子どもたちと一緒に楽しく授業を受けています。もう一人は6歳です。彼女が赤ん坊の頃に母親が亡くなり、父親は耳が不自由で話すことができません。父親と一緒に通り過ぎる姿がとても無邪気で気弱そうに見え、気にかかったので学校に招きました。最後の一人は3歳です。この子は、私の元生徒の息子にあたります。コロナのパンデミックの時期に、17歳で読み書きができないまま私のところへやって来たこの父親は、1年以内に読み書きを習得しました。私はまるで祖母になったような気分です!」
ミミが自分のコミュニティに抱く夢は、シンプルでありながら深い。彼女は、その達成には20年、あるいは彼女の全生涯がかかると予想する。私は彼女自身の言葉以上にそれを的確に表すものはないと考えている。
「私は自分の子どもたちを心から大切に思っており、子どもたちは私の学校でコミュニティの豊かさを学んでいます。この子たちには一生懸命勉強し、戻ってきてコミュニティを助けてほしいと願っています。人々は私たちが貧しいと言いますが、私たちは貧しくありません。私たちが貧しいのは、持っていないものを欲しいと願ってしまう時だけです。しかし、私たちはすでに持っているものを大切にする方法を知りません。ここの山々には土地があります。たくさんの土地と、きれいな空気、水、木々があり、家畜がいます。私たちは実に多くのものを持っていますが、自分たちがどれほど豊かであるかを知りません。子どもたちには、この暮らしの豊かさを知ってほしいのです。」
エメリンダ・クヤング・オンカル(ミミ)、2017年卒業生
文・写真 アジア学院卒業生アウトリーチ課 スティーブン・カッティング
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コミュニティの豊かさ | ARI Rural Leaders Blog


「学生1人が1日、現場へと向かう燃料代」
1,000円
マイクロバスが25km前進するための燃料サポート(または、安全に駐車・休憩するための駐車場代・雑費)
燃料代(40円/km)×25km。気軽に参加でき、学生の1日の移動や安全な駐車・休憩を直接支える項目です。
「3,000kmの道のりを支える安全なインフラ費用」
3,000円
長距離移動を安全に走るための高速料金・駐車場代のサポート(または75km分の燃料代)
75km分の走行燃料、または旅の安全な走行環境(高速・駐車場)を確保するための実務費用に充てられます。
「学生1人分の全行程(3,000km)の高速道路料金」
5,000円
学生1人が西日本各地の研修先へ安全かつ時間通りに移動するための高速道路利用費
長距離移動の負担を和らげることで、学生が次の研修地での体験や対話に100%集中できる環境を整えます。
「学生1人分の夜間フェリー移動&温かい朝食サポート」
10,000円
大阪—門司間のフェリー移動費(ベッド代)+朝食代(1人分)
長距離移動の体調管理を整え、万全の状態で次の研修地に臨むための大切なサポートです。
「学びの移動拠点・マイクロバスのレンタル費用(約1日分)」
30,000円
レンタルバス代400,000円のうち、研修期間中の約1日分の車両代に相当
移動中も議論と振り返りが生まれる動く教室の1日分を確保し、学生同士が刺激し合い変化していく時間を支えます。
「学生1名が西日本研修(3,000km)を走り切る交通費一式」
50,000円
学生1名が西日本研修(3,000km)を走り切る全交通費(バスレンタル分・燃料・高速・フェリー・駐車場代)
現場で生きた課題に触れ、ひとりの学生が『自らを変え、世界を変えるリーダー』へと成長していくストーリーそのものを丸ごと後押しする支援です。
「学びの場をつなぐマイクロバスレンタル費用の4分の1」
100,000円
レンタルバス代400,000円の25%分を負担。
プロジェクトの基盤そのものを支える大口サポートです。学生全員が西日本を駆け巡り、豊かな学びと出会いを重ねるための移動の土台を力強く支えます。


