【活動紹介02】グラスルーツ・アカデミー
2026/6/18 10:00

グラスルーツ・アカデミーは、「女性のための研修をつくろう」と始めたわけではありません。
震災後、地域で活動する女性たちから、
「研修に参加するのは初めてです」
「他の地域で活動する女性と話すのは初めてです」
という声を聞いたことがきっかけでした。
地域で活動している女性はたくさんいるのに、お互いの経験を語り合ったり、悩みを共有したり、学び合ったりする機会は驚くほど少なかったのです。
私自身、NPOリーダーとして研修や会議に参加するなかで、知識やスキルだけではなく、他地域で活動する人たちとの出会いや、困ったときに相談できる仲間とのつながりに支えられてきました。
一方で、子育てや介護、仕事を抱えながら活動する女性たちは、そうした機会になかなかアクセスできません。
だからこそ、女性たちが安心して集い、学び合い、エネルギーを補給できる場をつくりたいと思ったのです。
グラスルーツ・アカデミーでは、宿泊をともにしながら数日間じっくり対話を重ねます。
住んでいる町や活動分野は異なりますが、悩みや葛藤、挑戦の過程には共通するものがあります。
講師から学ぶだけでなく、参加者一人ひとりの経験そのものが学びになります。
また、その地域で先駆的な取り組みを行う人たちを訪ねたり、全国や海外の実践に触れたりしながら、「自分たちの地域で何ができるだろう」と考える時間も大切にしてきました。
2015年のスタートから10年以上。
これまで130名を超える女性たちが参加し、それぞれの地域で活動を続けています。
ここでは、そんなグラスルーツ・アカデミーに参加した女性たちの声と、2019年に福島で開催したグラスルーツ・アカデミー以来ファシリテーターとして伴走してくれているバークレー在住の斉藤由香さんからのメッセージをご紹介します。
ウィメンズアイ 石本めぐみ
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【女性たちの声①:2017岩手研修参加者】
アカデミーに参加するたびに、確実に自分が強くなっている、いままでなかった解決策が自分のなかからわきあがってくるのを感じています。自分には、我慢して頑張りすぎてしまう傾向があるけれど、「口にする」ことで誰かが助けてくれる。お互いが、「なぜその活動をやっているのか」に着目して聞く、だから、弱みも出し合えるのだと思います。
【女性たちの声②:2017シアトル研修参加者】
「認めること」「見つめること」「振り返ること」がいかに大切か感じたプログラムでした。自分の一番の味方は自分のはずなのに、その自分が、気付かないうちに、自分を卑下し自分の存在を認めていなかったことに気付いた時は衝撃でした。同時に「自分が=I」という主語を大事にし、多様性を認め合うアメリカ文化を肌で感じ、それを心地よく感じる自分がいることに気付けました。
「女性だから」「東北だから」という理由が、プラスに捉えられ、強みとして声を発することが出来る女性が増える社会を作っていきたいと思いました。
【女性たちの声③:2024福島研修参加者】
自分の内側から湧き上がるエネルギー、願い、あるいはビジョンの力を感じることができました。それは心と体の強張りが取れ、体温が上がるような体験で、まるで温泉のようです。カチコチに固まったこの息苦しい世界で、みんなが大きく呼吸ができるよう、わたしと社会に対して、メッセージを発していこう、アクションを起こしていこうと思いを新たにすることができました。
【斉藤由香さんからのメッセージ】





