あだにーのバースデードネーション2025・ふぇみゼミの応援と相互エンパワーメントで社会を変えよう

支援先

一般社団法人 ふぇみ・ゼミ(運営:ふぇみゼミ&カフェ)ジェンダーと多様性をつなぐフェミニズム自主ゼミナール

誕生日

08月25日

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Birthday Ribbonの画像

あだにー

支援総額

43,992円

/ 24,000円

183%
100%
  • 支援総額

    43,992円

  • 支援者数

    12人

  • 残り

    2日

  • 開始日

  • 終了日

支援する

夏の終わりのご挨拶

2025/9/8 15:27

夏の終わりのご挨拶のメインビジュアル

夏は日差しの分だけ思い出がくっきりする感じがする分、だんだんと暗くなる時間が早くなり、沖縄では感じづらいですがそれでも少しずつ日差しがやわらいでいくと、少しさびしいような気持ちになります。夏が終わるなと。

私は8月25日生まれなので、誕生日が過ぎるとそう感じることが多かったのですが、2025年の夏はちょっと一味違ったように思います。

前回の活動報告で「ひさしぶりに甲子園を気にしている」と書きました。その後「気にしている」どころではなくなりました。沖縄代表の沖縄尚学高校が準々決勝、準決勝、決勝と勝ち進み、優勝したからです。沖縄県代表の試合がある日は、大きすぎる社会問題である県内の渋滞が緩和される傾向にありましたが、今年は緩和なんてものじゃない、道から車がいなくなる、そんな写真がSNSに何枚も上がっていました。

甲子園の後には旧盆(沖縄では旧暦7月15日がウークイ)がありました。今年はウンケーが木曜で、ナカヌヒー、ウークイと、ゆっくりとご先祖様たちを迎えて送れるカレンダーの並びだったからか、くっきりと印象に残り、なんとなくその終わりが夏も一緒に連れていくような雰囲気がありました。

そんな今年の夏、私はバースデードネーションに取り組むことで(活動報告にも何度かすでに書いてきましたが)、保護主義について考えたり、他者に伝えるために言語化したり、周りにある実例に気づいたりする機会になりました。その機会にご参加くださった方が12人!ドネーション額も約44,000円となり、勇気づけられます。投稿へのリアクションや活動報告に目を通すことも含め、ご参加くださったみなさんに心より感謝申し上げます!

保護主義と真正面から向き合わなきゃ!という場面にも出くわした夏でしたが、それを言語化するには少し時間がかかりそうなので、前回の活動報告で触れた、「男性によって巨大な権力集中装置となっている甲子園大会や高野連、あるいはこの国にある野球に関するあらゆる組織や構造に目が向くようになった」きっかけについて綴り、ふぇみ・ゼミの活動とともに一人でも多くのみなさんと共有できることを目指して、今年のドネーション最後の活動報告としようと思います。

元朝日新聞記者が甲子園取材中に球児から受けた性暴力被害

ご本人の発信によってこの事実を知ったとき、頭を思いきり殴られた思いでした。私が生まれる前から親しんできて、毎年楽しんできた高校野球という世界の暴力性をつきつけられた瞬間でもありました。

甲子園がつらいという話

(さらに詳しく知りたくて購入したZINEがトップ画像の2冊。)

2020年、コロナ禍で夏の甲子園大会が中止になった年のことでした。その年を境に私は、大好きだった野球を見なくなりました。毎年、父と出かけていた高校時代の恩師のチームの応援にも行かなくなりました(ちょうど定年退職の年とも重なっていましたが)。野球部のOBのLINEグループからも距離を取るようになりました。

好きな野球を見てしまえば誰かに話したくなって、SNSにも投稿してしまうかもしれない。それが誰かを傷つけてしまうのかと思うと見る気になりませんでした。被害に遭った記者よりも、甲子園大会の主催社である会社の都合が優先されたり、有力校の選手の未来だけが守られたりする背景の構造を考えると、高校野球だけでなく日本の野球全てにすさまじい権力勾配があって、離れる以外に自分にできることはないように思えました。

でも。今年ひさしぶりに何試合か見てみて、沖縄尚学の内野の堅い守りにしびれたり、高校生たちの野球を心から楽しむ表情を見て感動したりして、まだまだ野球が好きな自分に気づいて、それを楽しめないことに寂しくなりました。そして、現状を放置するのは、純粋に野球が好きな子どもたちのことも傷つけることにしかならないのではないか、そうも思います。

日本という国で甲子園の文化に抗うことは、並大抵のことではありません。もしかしたら、いやきっと1992年の私が硬式野球をやろうとするほうが簡単だったでしょう。でももしそれができるとしたら、思いを共有できる人たちがいて、行動したら一緒に傍に立って声をあげるコミュニティができて、意見の違う人と対話して傷ついても癒やせる場所が確かにあるときだと思います。

そういうコミュニティを、私はやっぱり作りたいし、それによってラーメン屋でもどこでも、ふいに冷や汗がでてきて体が固まって美味しいものの味もわからなくなるような人が、1人でも減るような社会にしていきたいです

そのための1つの取り組みとして、2025年のバースデードネーションがありました。途中にも書きましたが、参加してくださったみなさん、お気持ち・関心を寄せてくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました。みなさんの存在がまず最初に私の背中を押してくれます。もし、今日の活動報告を読んで「もうちょっと何かしたい」、あるいは「何かできる」とお感じになりましたら、ドネーションの終了は9月10日(水)、あと2日ありますので、この投稿をコメントつきでシェアしたり、ワンコイン寄附くださったりすると、さらにさらに勇気づけられます。

次の首相が誰になっても(現在候補に名前が挙がっている方どなたでも困難しかなさそうですが)、私たちが私たちの暮らす社会をあきらめないためのヒントが、ふぇみゼミには詰まっていますので、「どんな講座があるかな?」「具体的には何ができるかな?」そんな思いで、改めてふぇみゼミのホームページにもアクセスください!

ふぇみ・ゼミのホームページ


2025年の夏の終わりに。自宅にて


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