応援メッセージが届きました! #8
2019/9/28 11:31
松尾 博子さん
gocochi-Next 代表
『コミュニティ・オーガナイジングとは、市民の力で自分たちの社会を変えていくための方法であり考え方です。』その言葉に惹かれ2016年に久留米でフルワークショップに参加しました。
障害のある子どもを持つ親の会gocochiを立ち上げて6年。自分たちなりに活動してきたつもりですが、障害を持つ子の親は複合的な課題を抱えていていることが多く、つながりにくいし組織的にもマンパワー不足や資金面など、課題が山積していました。そんなときワークショップに参加して、人と人とが「価値観でつながる」という言葉に心から共感し、そして力強くストーリーオブセルフを語ることで、まず自分自身がエンパワーメントされたことを感じました。
そして2018年から、COJ事務局のあだにーと桂子さんに運営面でのサポートを受けながらあらたな活動の在り方を模索しはじめました。そして9月、地元久留米で行ったシンポジウムにコーディネーターとしてあだにーを迎え、自閉症支援のネクストステージに立つことを宣言することができました。シンポジウムでは、静まり返った会場で250名の参加者の前にパブリックナラティブを震えながら語ったこと、今も忘れることが出ません。
「ノーマライゼーションは語るものではない、行動をおこして実現するものである」これは私の好きな言葉であり、私たちの実践原理でもあります。今私たち自閉症のある子どもとその家族が直面している課題を社会に問いかけ、多くの人たちとつながる。そのため、まずは地元久留米で自閉症支援のスタンダードを作ることを目標に、沢山の新しい仲間と一歩を踏み出しています。もちろんCOとの出会いが私たちの活動を大きく変えたことは言うまでもありません。
これからも多くの課題を抱えながらも、「価値観でつながる」仲間の輪を広げていきたいと思います。
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