施行20周年をむかえた補助犬法について詳しくご説明します!
2022/10/2 09:41
本日から今回のキャンペーンに関わる内容をお届けしていきます!
初日は、今回のキャンペーンでもお伝えしている、20周年を迎えた補助犬法について詳しく説明していきます!
■正式名称は「身体障害者補助犬法」です。2002年5月22日に成立、10月1日に施行された法律です。
■身体障害者補助犬法(補助犬法)により、不特定多数が利用する施設や公共交通機関はすべて認定された補助犬同伴での利用が可能となりました。
■補助犬には3種の仲間がいます。盲導犬=視覚に障害がある方、介助犬=手足に障害がある方、聴導犬=聴覚に障害がある方 をサポートします。これらの補助犬全てが対象となっているのが補助犬法です。
■補助犬法とは?
身体障害者補助犬法は、お店や病院など不特定多数の人が利用する施設で障害のある人のパートナーである盲導犬、介助犬、聴導犬(総称して「身体障害者補助犬」)の同伴受け入れを義務づける法律です。お利口なワンちゃんの法律ではなく、補助犬をパートナーとして、自立し社会参加する障害がある方々のアクセスの権利を認めた法律です。
■設立の経緯
宝塚市に住んでいる木村佳友さんと介助犬シンシアの存在が、多くの人々の気持ちを動かし、最初は介助犬法を作る活動から始まりました。その活動を展開する中で、全国の盲導犬ユーザーさんたちや聴導犬ユーザーさんたちも、同様に生き辛さを感じていることがわかり、仲間となり、身体障害者補助犬という総称が誕生しました。その後、補助犬法成立のムーブメントは全国のユーザーさんたちへと広がり、身体障害者補助犬法を作る動きとなりました。そして、2002年5月22日、念願の補助犬法成立の瞬間を迎えました。
■補助犬法により、社会の側には受け入れの義務があると同時に、補助犬ユーザー側にも、衛生管理と行動管理の義務があります。その義務を守ることで、不衛生な状態や迷惑をかけるような行為はなく、安心して受け入れてもらえる存在となっています。しかしながら、20年たった今も、補助犬法の存在はもちろん、それ以前に補助犬に3種類いることすら知られておらず、無知や誤解から差別的な拒否が無くなりません。補助犬を拒否することは、障害がある方々の社会参加を拒否していることである!という事実を知ってください。そして、どうすればすべての人が安心して利用できるか?アクセスできるか?を共に考えていただきたいです♪
補助犬たちは障害がある方々にとって、社会参加する上での非常に心強いパートナーであることを、正しくご理解いただき、お仕事中は温かく見守っていただけると嬉しいです♪そして、ユーザーさんが困っていたら「何かお手伝いできることありますか?」と声をかけてください。
補助犬たちが笑顔で活躍できる社会は、すべての人が笑顔で活躍できる社会になると信じています。
■10月1日より、「公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会」様にご助成頂いて作成した、新しい啓発動画を公開しています!ぜひそちらもご覧ください。補助犬ユーザーさんたちと補助犬の絆がよ~くわかる作品となっています♪『【補助犬啓発動画】どこでも行こう!補助犬たちとのインクルーシブな社会』
今回のキャンペーンはこの20周年を記念して今後団体として実施していきたいことを強化していくために実施しているものとなります。
どうぞ温かいご支援・ご協力どうぞよろしくお願いいたします。
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【御礼・特典】
50,000円
30000円コースの内容に加えて、
・介助犬デイジーと聴導犬チャンプの足形入りサンキューレター
・「木村佳友&介助犬デイジー、松本江理&聴導犬チャンプとオンラインでお話してみよう!」参加券