MamoruOhashi
子ども達の学校以外の居場所・学舎として運営しているフリースクール。昨年、急遽移転することにり、移転先として、やっと見つけた築約50年の一軒家は、老朽化が進み、修繕しないといけない箇所だらけでした。応急処置はしたものの依然雨漏りする箇所も複数あり、そして、玄関前の床やその他の床も化粧板が浮いてきて、部分的には大きく沈む箇所もある状態が今もなおあります。一部、ご好意で修繕していただいていますが、次から次へ。。。。
そこで今回のこのプロジェクトで集まったご寄付で、まずは緊急性の高い箇所を修繕し、より安心で安定した環境を子ども達に届けたいと考えております。皆さんのお力をお貸しください。宜しくお願いいたします。
【セカンドゴール】ファーストゴールは無事に達成できました!現在、玄関の床の張り替えを終え、次回来ていただく際に雨漏り対策をしていただく予定です。ありがとうございます。セカンドドゴールとしては、冬の古民家で、子ども達が安心して快適に過ごせるようにするための環境を整える費用としてプラス25万円を設定させてもらいました。
ストーリー
【初回目標達成の御礼】
10月17日、皆様のおかげで、クラファン目標額50万に到達しました。
66名(18日現在)の方々から思いのこもったご支援のおかげで、老朽化した建物の修繕費用を確保することができました。本当にありがとうございます。
そして、偶然ですが、このタイミングでクラファン目標達成を知っていたかのように、18日のお昼過ぎに、大工さんが未来学舎に来てくれます!!床の張り替え、雨漏り修繕他、子ども達がより快適に過ごすことができるように早速、皆様からのご支援を活用させていただきます!
【ネクストゴール設定について】
『寒くて誰も寄り付かない工作室/図書室と机・椅子があり勉強しやすい部屋、そして、寒さに耐えながら調理するしかなかった台所を暖かくして、子ども達が安心して1日過ごすことのできる環境を整えたい』そのための、ネクストゴールを設定させてください。
(目標金額)プラス25万
(使途内容)フリースクール建物の暖房環境を整えるための費用
(使途内容の内訳)・電気・ガス代の費用増加分(+1万/月)+灯油代(4万/月)の5ヶ月(11月〜3月)
というのも。。。未来学舎、極寒なのです。未来学舎が引っ越したのは、築約50年の一軒家です。昨年の11月に移転したのですが、昨年暖められた部屋は、メインで過ごす和室のみ。和室の隣の机・椅子のある部屋も、工作室・図書室も、冬になると誰も寄り付きません。。。毎日昼食を作る台所も寒さに震えながら調理することなります。
そこで、この冬は少しでも寒さ対策された環境を整え、子ども達が自由に安心して過ごすことのできる部屋を増やしたいと思っています。ですので、皆様、どうかお力をお貸しください。宜しくお願いいたします。
NPO法人未来学舎とは? ~ みんなで安心のできる『笑顔』となれる場所を提供し社会に繋げていく ~
私たち特定非営利活動法人未来学舎は、子ども・若者が安心して自分の気持ちを表現しながら生き生きと過ごし、全ての人々が相互に誰かの笑顔を支え合える社会を目指しています。そのために『笑顔となれる場所』としてのフリースクール・通信制高校サポート校を福岡県の南西部に位置する久留米市(福岡市より約40km)で運営しています。また高校卒業後に社会と繋がれないままでいたり、職場に馴染めず引きこもりがちになったりしている若者のチャレンジの場としてのカフェ運営にも取り組んでいます。
今、『生きづらさ』や『孤独』を感じている子ども・若者に、みんなで安心のできる、『笑顔』となれる場所を提供し、社会に繋げていくことが大人の私たちにできる事だと思っています。
未来学舎の活動内容
地域の学校に行けなくなった子ども達が平日昼間に過ごす場所、学べる場所がないことから、2006年8月より居場所作りをはじめました。2018年11月にNPO法人未来学舎として法人化。子ども達・若者達が社会に出ていくまでの間、どこからでもスタートができる様に、小中学生の居場所としてのフリースクールを2教室、通信制高校サポート校を1教室、社会と繋がれていない若者が社会と繋がっていく練習の場としてのカフェを老人ホーム内に1つを運営するに至っています。
世の中は、それぞれが違った人生を歩んでいる人たちで構成されていて、そして、世の中は色々知らないことで溢れいています。そんな、当たり前にある世の中から多くの気づきや学びをいただけるよう、子ども達と一緒にできるだけ地域の様々な方々と心ある交流を大切にしながら、その地域の皆さんから助けていただきながら活動しているところです。
実際に地域のお祭りに招待していただき、子ども達と一緒にフライドポテトを販売したり、地域の人たちと一緒にみんなで自由に楽しく、和太鼓の心地よい響きと共に盆踊りをしてみたり。地域の方が所有する山を子ども達に開放していただき、山の整備をお手伝いしながら、自然の中でいきいきと過ごしてみたり。
私たち未来学舎は、そんな風に地域の方々と交流しながら、助けていただきながら活動しています。
2教室あるうちの1つのフリースクールでは、毎日の昼食を子ども達で調理しています。お米も羽釜を使ってガスで炊飯しています。ですので、小学低学年の子どもでも高学年の子に教えてもらうことで自然とできるようになっています。また午後の活動は子ども達で話し合った内容で過ごしてもらっています。近くの体育館を利用する時などは、自分たちで電話をして予約を取ったりもしています。
『知っている人が知らない人に教えてあげる、知らない人は知っている人に教えてもらう』
『自分たちでできることは、自分たちでしていく』
『自分の苦手や得意を知り、自身の役割を知る』
そして、何よりも大切にしていることは『思いやり』です。
互いの違いを認めつつ、成長しあえる関係を大切にできるよう、子ども達には自分なりのコミュニケーションの取り方を見つけたり、練習してもらったりしています。発話が難しい子も複数在籍していますが、彼ら彼女らなりに自分なりのコミュニケーションの取り方で楽しく過ごしています。
そして、どこの居場所にもまだ繋がることができていない子ども達には、新たな事業としてネット上のフリースクール(バーチャル空間を利用した)に導けるように現在その準備をしています。また、温かく子ども・若者たちを支えてくださる企業やお店の方、農家さんのご協力のもと、子ども・若者達にお手伝いやお仕事の機会をいただき、交流させてもらうことにも力を入れていっているところです。
実際の子どもたち・保護者の声
学校に行けなくなった・行かなくなったタイミングや理由は、それぞれで異なります。ですが、多くの子ども達は、共通して、あまり笑えなくなっていました。
2022年9月現在、小学生・中学生が約20名、高校生が約40名、18歳以上が5名程度、自分らしく笑えるように、それぞれの居場所で、それぞれのチャレンジをしています。
子ども達の声
保護者の声
運営上の課題 ~スクール建物の老朽化/運営維持費の確保~
今回、このファンディングにチャレンジするのは大きく2つの課題がある為です。1つは子ども達が日々過ごしている建物の老朽化、もう1つは年間運営維持費の不足です。
2021年11月、小中学生が中心に来ている居場所が急に取り壊されることになり、現在の一軒家に移転することになりました。その引越し先の環境は、子ども達がのびのびと過ごせる広さもあり、また最寄りの電車の駅や、体育館、図書館などの公共施設も徒歩圏内でもあることから、以前よりも良いものとなっていますが、子ども達が過ごす母屋自体が築年数約50年ということもあり、建物の老朽化が進んでいます。
転居前に、雨漏りが理由で大きく穴が開いたり、著しく傷んでいた天井や壁、梁が下がって来て開閉できなかった扉や引き戸などは、年間のフリースクール運営費も十分に確保できていない状況の為、応急処置としてしか修繕ができてないのが現状です。※一部、ご好意で先行して修繕(未払い)をしてもらっています。
一時的に塞いでいる天井も、大雨が降ると雨漏りがしています。また子ども達が頻繁に出入りする玄関前の廊下も、化粧板が浮いたり、体重をかけると大きく床が沈んだりする箇所もあります。子ども達が継続的に安心して過ごせる場所とする為、今回、このファンディングに挑戦することにし、ファーストゴールとして、緊急性が高いと判断した、その修繕費用分を設定させてもらいました。
もう1つの課題は、年間の運営維持費の確保です。子ども達が、通いたいと思ったら通える様にする為、保護者が普段の送迎が難しい場合は、保護者に代わり、スタッフが自宅に迎えに行ったり、通学する時間帯にあわせて公共の交通機関を利用してスクールに来る練習を子どもと一緒にしたりしています。スクールにかかる月謝に関しても、子ども達が安心して通える様にするために、必要に応じて、そのお支払いに対して相談にのったりしています。
また、子ども達が自分らしく過ごす中で笑顔となり、社会に出ていくための準備ができる様にするため、学習の機会の提供や、子ども達自身が計画したことのサポートを月曜日から金曜日まで毎日、朝9時から夕方5時までしています。そのため、子ども達の様子をしっかりと知る常勤のスタッフの確保が必須となります。
小中学生においては、フリースクールに来ることが在籍校での出席扱いにしていただいているものの、かかる費用については民間のフリースクールには公的な補助がないのが現状です。スクールを運営維持していくため、ボランティアの確保や、草刈りなどの業務を受託したりするなどの工夫はしていますが、年間の運営維持費がまだ不足しています。賛助会員の募集や、法人として引き受け可能な業務の委託を受けることなどしていき、この3年でその不足を解消できる様に計画しているところです。
緊急性の高い修繕費を確保するというファーストゴールに到達したら、3年後までの運営維持費の一部を確保できる様にセカンドゴールが設定できたらと思っています。
今回のこのキャンペーンが実現すると、より安心で安定した環境を子ども達に提供できる様になり、多くの子ども達に、未来に繋がる充実した日々を届けることができる様になると思っています。
今後の展望
大都市圏には、子ども・若者の居場所が多くあり、また公共の交通機関の利便性も高い。その一方で、周辺地域となると、極端に子ども・若者の居場所も少なくなり、居場所があったとしても、そこまでの交通機関の利便性の問題で、居場所までの送迎が課題となるケースが多く存在しています。
当フリースクールは中核都市にあり、また公共の交通機関が集まる中心地に1つのフリースクール・通信制サポート校がありますが、それでも、そこまでにかかる移動(送迎)時間が課題になることは少なくありません。また、当法人のある久留米市は、貧困率、就学援助率が高い都市でもあることもあり、公共の交通機関を利用するための費用を捻出すること、保護者が仕事のため、子どもを毎日送迎することが難しいことなども起こりやすい状況です。
『通いたけれど、通えない』を無くすために、フリースクールまでの送迎が難しいご家庭などには保護者に代わり、スタッフがご自宅まで子どもを送迎したり、フリースクールでの活動を通して自己肯定感が上がってくれば、スタッフが同伴しながら公共の交通機関を利用した通学の練習をし、子ども達自身で通える様にしています。どうしても通うのが困難で引きこもりがちな子ども達に対してはネット上のバーチャル空間を利用したフリースクールや、ICT活用した支援、そして、色々な地域の方々の知恵やお力をお借りしながら、一人一人抱えている異なる課題を解決していけたらと考えています。
そして、フリースクールで過ごした子ども・若者が、しっかりと『生きる力』を身につけ、自分なりの幸せを感じながら社会へ巣立って行く。その様な子ども・若者達の姿を残し続けることが、公教育の変革を望むムーブメントや、その様な世論を増大させることに繋がると思っています。そして最終的に地域にある公教育の中に、選択可能な複数の多様な学びが存在する社会となることを願っています。
代表の想い~『違い』を大切にし合う社会を目指して~
キャンペーンをご覧になってくださっている皆様、初めましてNPO法人未来学舎の代表の中島靖博と申します。普段は、大人も子どもにも『なかし〜』と呼んでもらっています。このキャンペーンで繋がった皆様にも『なかし〜』と呼んでいただけたら幸いです。どうぞ宜しくお願いいたします。
さて少しだけ今の活動に繋がる自身の話をさせてください。
実は、自分は小学高学年くらいから、同級生達が興味関心を持っていることに同じ様に共感できなくなり、いつしか『自分がおかしいのか?周りがおかしいのか?』と考え始める様になっていました。それでも学校が嫌で休むことがなかったのは、自己主張の強い子どもだったからなのだと思っています。この頃から、このままでは『ダメな人間になってしまうのではないか』と【自分】に少し不安を抱き始めました。
そんな思いを持ったまま大学生になり、『自分らしく生きるんだ!周りがどう思おうと自分はこれでいいんだ!』とバイクにテントと寝袋を積み、日本1周に飛び出しました。その旅も1ヶ月になろうとしていた頃、北海道のとある民宿で、全国から集まってきているこれまで出会ったことのない個性豊かな人達と、真っ直ぐに夢を語り合う日々を送っていました。
そんな折に、不意に民宿のマスターから、『中島ちゃんは、福岡ではどうなのよ?』と聞かれ、『福岡ではですね。。。』と応えようとした瞬間、とめどなく涙が溢れ、言葉にすることができなかったのです。
それは『自分らしく生きるんだ!周りがどう思おうと自分はこれでいいんだ!』と福岡では気を張って強がって、頑張っていたことに初めて気づけた瞬間でした。そして、本当の自分らしさとは【気を張る必要も、誰かに強がる必要も、自分であることに頑張る必要もないもの】で、そんな自分らしさのままの自分が北海道で今まさにあることに気づいた瞬間でもありました。
旅から戻り、大学生になってからずっと続けていた個別指導の塾でのことを振り返ってみると、いつも担当するのは、他の講師では心を開かせることのできない、意思疎通が難しい、ちょっと生きづらさを感じているのではないかと思う子達ばかりでした。その子達に指導中に笑ってもらうことを最大の目標にして授業に望んでいたのは、また、その子達と上手く関係を築けていたのは、彼らと同じ様に自分自身が他の人との違いを違和感として感じ、生きづらさを感じていたから、彼らのことを理解することが自然とできたからなのではないかと思います。今思えば、彼らに笑い安心してもらうことは、実は自分自身が笑い安心したかったからで、そういう意味で言うと自分らしく『生きやすかった』からなのでしょう。
他の人との『違い』で苦しんでいる子達を安心させたい、また『違い』を大切にし合う社会を求め始めたのはそんな経験からで、今の活動の原点となっています。
もっと子ども達には笑って欲しい。皆様と一緒に笑っていきたい。そんな笑顔な循環ができる様にしたいと考え、NPO法人未来学舎を仲間と共に運営しています。しかしながら、そんな笑顔な循環ができるようにするには、もう少しの時間とお金が必要です。皆さんのお力をお貸しください!どうぞ宜しくお願いいたします。
ご寄付いただいた方達へ
全ての方々へ、お礼状送付および寄付者銘板(裏に子どもたちからのメッセージ付き)をフリースクール内に飾らせていただきます。フリースクールにお越しの際は是非寄付者銘板に寄せられた子ども達のメッセージをご覧いただけたらと思っています。また、いつでも子ども達が作るお昼ご飯を食べにいらしてください!大歓迎です!
サポートファンディング
このキャンペーンの目標金額の達成をサポートするために、応援したい人が自ら寄付を集めるキャンペーンのことです。
栗原咲子
子どもたちの安心安全な学び舎を!フリースクールの老朽化した建物を修繕するプロジェクトに寄附を呼びかけています。
2022年11月13日 終了
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サポートファンディングとは、クラウドファンディングの目標達成をサポートするために、自ら寄付キャンペーンを立ち上げて寄付を呼びかけることができる機能です。目標金額を設定して自ら寄付を集めることで今までよりももっと団体の力になることができます。
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