国際協力に関わるきっかけ
2022/6/29 06:29
いつも応援いただきありがとうございます。
ホープフル・タッチ立ち上げメンバーの一人で、事務局長の高田みほです。
今回は、私自身が国際協力に関わるきっかけについてお話ししたいと思います。
子どもの頃から外国に関心がありましたが、その後の活動に影響したのは2000年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件でした。テレビで見ていた、飛行機がビルに突撃する様子は衝撃的でしたが、私の関心を引いたのはそれに関連するアラブ人やイスラム全般についての否定的な報道でした。
本当に、アラブ諸国やイスラムという宗教全体が“テロリスト”と呼ばれるような人々なのか、疑問に思ったのです。
学校では詳しく教えてもらえる内容ではなかったので、自分で本や英字新聞を読むことに挑戦し、中東にまつわる課題について学ぶなかでパレスチナ問題を知りました。現在も“国家”として認められておらず占領下にあるパレスチナの状態が、世界で容認されていることに驚き、なぜか怒りにも近い感情を憶えました。
その頃から、中東問題の現実や現地の人々がどのように考え生活しているのか、いつか自分の目で確かめたいと想うようになりました。特に、その地で生きている人々がどのように考え、子ども達はどのように感じて生活しているのか強い関心をもっていました。
高校時代から国際協力に関わるボランディアやインターン、アルバイトを経験してきたものの、自分の知識や経験不足を感じて、なかなかパレスチナに赴くことはできませんでした。大学院を修了して決心し、パレスチナに向かいました。
パレスチナでは、改めて「占領下」にあることの意味を自身で体験する一方で、人々の生活に脈々と息づくような生命の美しさや強さも感じました。
念願のパレスチナでの様々な経験は、子どもの頃に憶えた疑問に対する自分なりの答えであり、新たな課題を与えてくれるものでした。
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