QWRCスタッフからみなさまへ いのもと
2021/8/24 13:44
みなさま、日頃より、QWRCに多くのご支援をいただき、まことにありがとうございます。
さて今日は、わたし、いのもと、からQWRCの紹介をさせていただきます。
「セクシュアリティが問われない場」としてのQWRC、というお話をさせていただこうと思います。
QWRCには、様々な側面がありますが、「セクシュアリティが問われない場」という側面は、QWRCにとってとても大事な側面です。
では、セクシュアリティが問われない、とは、どういう意味なのかを説明していきましょう。
QWRCは様々なイベントを主催しておりますが、その中で、セクシュアリティが問われるイベントが2つだけあります。
それが、「カラフル」と「メンヘル!」です。 「カラフル」は「23才以下くらい」であることと「LGBTもしくはそうかも?と思っている」ことが、「メンヘル!」は「LGBTなど多様な性を生き」ていることと、「メンタル面に悩みにがある」ことが、それぞれのイベントへの参加の条件です。
ただ、それぞれ、自己申告で、「年齢のわかる証明書を示せ!」とか、「医者の診断書が必要です。」とは言われません。
また、セクシュアリティに関しても、「これらの条件に当てはまりますね。」と確認されるだけで、「で、Lなの? Gなの? Bなの? Tなの?」なんて問われることは、ありません。
その2つ以外のイベントでは、セクシュアリティは一切問われません。
「セクシュアルマイノリティかどうか?」を問われません。
スタッフが「あなたのセクシュアリティは?」と参加者に問うこともありません。
これらが、どういうことか? (その答えとしては、スタッフ1人1人に、それぞれの思いや理由があるわけなのですが、)わたしには、セクシュアリティによる差別・区別が一切ない場がそこにあらわれているように感じています。
レズビアンとヘテロセクシュアルが、トランスジェンダーとシスジェンダーが、すべて等価であるがゆえに、問う必要がない場のように感じられるのです。
まあ、実際に流れている空気は、そのようなラディカルなものではなく、まったりとしているのですが、そのまったりのベースに流れるラディカルなスタンスも、これまたQWRCだなぁと、わたしには感じられる、そういう場でもあります。
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