たくさんの愛を受け止める
2021/4/8 10:56
キャンペーンがおわって、3週間が過ぎました。
先日マドレボニータ事務局から今回のキャンペーンにご参加いただいたみなさんに活動報告の御礼メールを送付していただきました。皆さんからお預かりしたご寄付は、総額 146,603円にもなりました。
これは大変ありがたいお金ではあるのですが、わたしが受け取ったのは皆さんからの「愛」だとおもっています。
そう。まさに「私は愛されている」ということを皆さんから教えていただいた2週間でした。
以下、ご寄付いただいた方へお送りしたメールと重複するところもありますが、こちらでも置かせてください。
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最初は、誕生日を心から喜べない自分を変えたくて、ひっそりはじめたプロジェクトでした。
同時に、長女が20歳になったことで「母親」という役割に、区切りをつけないといけないとおもっていたタイミングで、どうにも心にひっかかっていたできごとを書き留めてみたら、産前産後の私が抱いていた「成仏できていない感情」が湧きおこり、生命の誕生を心から喜べない理由はこんなところにもあったのかとあらたな気づきも多くありました。
当時のエピソードをつらつらと書いてみたら「全く知らなった!」というリアクションが大半で、これまでの私は過去の「みじめったらしい自分」を隠して生きてきたということを思い知らされました。(見る人からみたらバレバレだったことでしょう)
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じつは昨年からアメリカのドラッカースクールで教鞭をとっているジェレミーハンター教授のトランジションというプログラムを受けています。
トランジションは「過渡期」とか「移行」などと訳されることもありますが、私が感じているのは「旧いパラダイムが去り、新しいものに入れ替わる」であり、実際のプログラムでも「終わっているものを完了させる」儀式があります。
そこで先日わたしは「お母さん」である自分を終わらせようとおもい母子手帳を捨てるという儀式をやりました。(実際には捨てたらいけないものだそうで、写真を捨てたのですが)
儀式の最中、言葉では言い表せない感情が湧きおこり、感情も制御できなくなって子どものように声を出して泣きました。そして、子どもの頃のエピソードをありありと思い出したのです。
私は小学生のころ、大きな衣装タンスのなかに大切にしまってある、自分の母子手帳を読むのが大好きでした。
妊娠中の腹囲、出生時の体重や身長、産まれた時間や出血量以外は〇ヵ月ごろには首が座り…みたいな別にたいして何も書いていない手帳なんですが、なぜかそれを眺めるのが好きだったのです。
それを見ながら、小学生の私は「将来はすばらしいお母さんになる」って決めてたことも思い出しました。だけど、いざ母親になったら、想定外のことばかりで叶わなかった。冷たい分娩台の上でたったひとり、とてもみじめな気持ちでした。(これは比喩ではなくて、ほんとうにベッドが冷たくて、全身ガクガクと1時間以上震えが止まらなかった)
ジェレミーさんに「当時の自分に掛けてあげたい言葉はある?」と聞かれました。あまり言葉は思い浮かばないけど、ただ抱きしめてあげたいとおもいました。
みなさん、たくさんの愛をありがとうございました。いつになるかわかりませんが、みなさんと目と目をみながらお話できる日ができる日が来ることを楽しみにしています。
<追伸>わたしが受けているジェレミーハンターさんのセッション、ごく一部ではありますが無料で体験できるイベントを企画しました。良かったらご参加ください。エッセンスは味わえるかと思います。
https://transition.peatix.com/
<おまけ>最近の長女さん。お友だちと京都で和服デート。いったい彼氏はいつできるのでしょうか。見た目も性格も悪くはないとおもうのですが、理想が高くてなかなかご縁がありません…(ただ理想は下げてほしくない)
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