【日本には、一見して分からない「貧困」が潜んでいる】
2020/7/6 19:00
隠し撮りみたいになってしまいましたが、(笑)
JICA海外協力隊の派遣待機中に足立区の子どもたちのために活動してくださっている平山将さんをご紹介します。
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ーわくわく便に関わろうと思ったきっかけ
私は今年の4月、青年海外協力隊としてコロンビアへ派遣されるはずでした。 しかし、コロナウイルスの影響で派遣が延期となり、その間に何をすべきか考えました。
今までは国際開発の分野にばかり目が行き、国内の貧困や子ども支援へはあまり積極的に関わってきていませんでした。国外へ出ることもできない今だからこそ、国内でできる支援をするべきだと思い、ネットでボランティアを探していたところわくわく便の活動を見つけました。
お話を聞くと、まだ食べられるのに廃棄された食品を配ることによる食品ロスの削減、届けた先の家庭で何か食事以外で困っていることがあればそれをヒアリングし、活動内容を広げていくといった単なる食材を届けるだけに留まらない活動内容に感銘を受け、参加させて頂くこととなりました。
ーメンバーとして活動してみて
私は今まで国外で多くの「貧困」を見てきました。豊かなヨーロッパの国でも教会の前で物乞いをする人、アジアでは明らかに劣悪な住環境であるだろう家が立ち並ぶエリアなど・・・。このように海外では「貧困」というものは非常にわかりやすく存在しているため、一見このような様子が見受けられない日本は「貧困」が存在しないかのようにさえ思ってしまいます。
あだち・わくわく便の活動をしてみて、実際に配達先に行ってみたら貧困どころか、とても立派な家に住んでいたり、なぜこの人たちが食材を必要としているのか疑問にさえ感じしてしまいます。しかし実際には各家庭様々な問題を抱えており、私たちの目の届かないところで非常に大変な生活を送っているようでした。 日本は一見して分からない「貧困」が潜んでいるからこそ、多くの方に周知してもらう必要があるのではないかと感じています。
ーこれからの子ども支援について
国際開発の分野も含めて、子どもの教育というのは長期的な視点で最も重要な貧困解決の手段だと考えています。まずは子どもたちが豊かな生活を送れること、その上で子どもたちが自分が学びたい、このような仕事に就きたいと思っていることを不自由なく支援できること、そのような状況が今以上に広まれば少しづつでも世界がより良い方向へ動いていくのではないかと思います。先述した通り、貧困問題を多くの人に知ってもらうところが重要なので、まずは私自身が色々な経験をして、それを発信できるようになれればと思います。
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