私たちの取り組む課題
一般社団法人YOU MAKE ITは、日本で働きたい外国人留学生を中心とした外国ルーツの若者へ、就職支援を届けるために、2018年から活動を行っています。
相談先がなく不安を抱える外国ルーツの若者に寄り添い、就職や生活の悩みを安心して話せる場をつくるとともに、地域や企業とつなぐ役割を担っています。8年間の活動を通じて、外国人が特別な存在として扱われるのではなく、地域の一員として自然に受け入れられる社会を目指し、顔の見える支援を続けています。
日本で学ぶ留学生の就職の現実と課題
日本には、約46万人の外国人留学生がいます。そのうち、日本での就職を希望しているのは約60%。
しかし、実際に日本での就職に至る留学生は約38%にとどまっています。
日本で働きたいと願っていても、就職活動の仕組みの違い、言語の壁、在留資格への不安、相談相手の不在など、さまざまな困難の中で立ち止まってしまう留学生がいます。
私たちは、そうした留学生に対して、就職支援と居場所づくりの両面から伴走しています。
この課題は、外国人だけの問題ではないと考えています
外国人を日本企業が採用する際には、業務マニュアルの整備や労働環境の見直しなど、受け入れ体制を整えるプロセスが必要になります。
こうした取り組みは、ときに「コスト」として捉えられます。けれど私たちは、このプロセスにはもっと大きな意味があると考えています。
外国人にとって働きやすい環境が整うことは、結果として、日本人にとっても働きやすい職場をつくることにつながるからです。
留学生支援は、特定の誰かのためだけではなく、誰にとっても働きやすい社会をつくるための実践でもあると、私たちは信じています。
「つなぐ」だけでなく、「育てる」ことを大切にしています
私たちは、留学生と企業の接点をつくるだけでは、課題の解決は難しいと考えています。
出会いの機会があっても、その前に自信を失っていたり、日本の就職活動に必要な準備が整っていなかったりすれば、うまくいかないことは少なくありません。
だからこそ私たちは、「つなぐ」だけでなく、「育てる」ことを重視しています。留学生が自分の言葉で将来を考え、準備し、挑戦できるよう支えること。そして、留学生だけに負担をかけるのではなく、企業や地域も一緒に「人を育てる」構造をつくっていくこと。それが、私たちの目指す支援です。
なぜこの課題に取り組むか
この活動は、代表理事の楳木(Umeki)が独立後、偶然出会った16人の外国人留学生が原点です。 日本語学校からの相談をきっかけに、16人の留学生と面談や就職の準備を重ね、企業を一社一社開拓し、半年後、16人全員が就職を決めました。自分自身に“外国人”や“留学生”としての原体験がなくても役に立てることがある。留学生からもらった夢を、今度は留学生や外国人に返したい気持ちでスタートしました。
調べていく中で、留学生の就職率が決して高くなく、多くが就職したくてもできない現実を知りました。また、家族の期待を背負い、働くために来日する留学生の背景や、日本独特の就職活動、在留資格や情報格差による制約に直面する姿を見て、この活動を本格的に始めました。
私たちは、留学生支援を通して、 誰にとっても働きやすい社会の実現に貢献していきたいと考えています。
支援金の使い道
皆さまからの継続寄付は、留学生をはじめとする外国ルーツの若者の就職支援を継続するために大切に活用させていただきます。
主な使途は、以下の通りです。
・就職相談や居場所スタッフの人件費
・採用企業を開拓するスタッフの人件費
・居場所の家賃、光熱費、備品購入費
・アウトリーチのための宣伝広告費
・支援を継続するための人件費、運営費
私たちの活動は、一度きりではなく、継続して伴走することで初めて意味を持つ支援です。
皆さまのご寄付は、その支援を「続けられる状態」を支える力になります。

