私たちの取り組む課題
無料はよくないと思う。
学習支援に関しては無料はよくないと思う。
かつて2年間無料の個別学習を行った経験からだ。
無料だから勉強する気がなくてもとりあえず行かせとけみたいな預け先になってしまう。
無料だから平気で休む。
講師は気を削がれる。
学ぶ環境にならない。
だからやめた。
それでも困難のある生徒には寄付金から減免するなど工夫してきた。
しかし、、、
なぜこの課題に取り組むか
全国的にこどもの貧困問題がクローズアップされてきた矢先に、新型コロナウイルス感染症による特に低所得世帯のさらなる収入の減少、リストラ、廃業が増えた。
コロナが5類に指定されいわゆるアフターコロナ時代となったが世界情勢の悪化からの物価高騰により低所得世帯の再雇用や賃金の上昇にはいまだつながっていない。
これは若者サポートステーション(厚労省委託事業)による保護者層への就職支援から実感している。
よのなか塾は日常的に多くのこどもたちと接しているが、生活保護世帯、非課税世帯の増加、また世帯年収がおよそ400万円程度以下の世帯は高等学校等就学支援金も減額になることから公的支援の乏しさと相まって非常に苦しい状況であることを実感している。
さらにその世帯のなかの義務教育と社会人とのはざまにいる高校生の年齢層の経済的困難さは大きく、本来持っていた進路への希望だけでなく日々の学習もあきらめざるを得ない状況を目の当たりにしてきた。
行政による高校生世代への支援の乏しさの理由に、義務教育までは市町村単位の教育委員会管轄であるが高校生以上になると都道府県単位の教育委員会の管轄になり、市町村はこれらの世代に様々な措置を行わず都道府県に頼る傾向がある。
しかし都道府県単位では各地域でどの団体がその活動ができるか把握できず、地域によって支援ムラができることを恐れて具体的な施策や事業として取り組めない状況である。
魚を与えるより、魚の釣り方を教えよという言葉があるが...
保護者世代への支援には通用する言葉かもしれないが、その保護者世代に魚の釣り方を教えているうちに、今まさに学習が必要なこどもたちに必要な機会が与えられないうちにどんどん成長していき、あきらめの世界線に入っていく。
寄付金の使い道



1対1完全個別授業の授業料に充てます。
・有償で行っている1対1の完全個別授業の授業料補助に充てます
学習環境維持のために
・受講希望者には3者面談を行い、学習意欲や目標の確認をする
・世帯年収400万円程度以下の世帯の生徒で他塾に通うことのできない生徒とする
・所得の低い世帯、学年が高い順(進学や就職に近い)から優先して適用する
その他
・行政からの支援は受けないので受講者は舞鶴市民に限らない
・世帯年収400万円程度以下の世帯は半額補助とする
・非課税、生活保護世帯は全額補助とする
・月に何度かの食事の提供も行う
令和6年度実績(集計中)
・本事業は令和6年7月から令和7年2月まで国の休眠預金活用『高校生世代の子育て家庭「くらしと学びの危機」緊急支援事業』としても行いました。
・受講者からは、福井県立大学・尾道市立大学・龍谷大学(2名)・福岡大学・西南学院大学・武庫川女子大学・大阪経済法科大学・光華女子大学・桃山学院大学・京都府立看護学校・七尾看護専門学校・京都職業能力開発短期大学校(3名)・産業技術短期大学・京都建築大学校・京都デザイン&テクノロジー専門学校(2名)・湖南馬事センター・英検準1級・漢検2級(令和7年3月までの集計)への合格者がいます。
行政からの支援はないので、地元の将来を真に案じる大人たち、個人事業主、法人から50名(法人)の支援を受けたい
・20名程度の生徒に週1回の1対1完全個別授業の授業料補助をするために月におよそ150,000円かかります
・毎月3,000円の継続寄付50名(法人)で実現できます
この最初の50名になっていただけませんか?