事業の目的
COVID-19によるロックダウンや外出制限が課されたことで、市民の生活はより一層厳しい状況に陥っています。特に、本事業の支援対象者であるコミュニティの人々は”観光業”によって生計を立てていました。しかしながら、地方都市はおろか、首都カトマンズにおいても国内外からの観光客は姿を消してしまいました。観光客に対して楽器を演奏したり、手作りの楽器(サランギ)やCDを販売したりしていた彼らの収入源は絶たれてしまい、貯蓄もさほど多くはなく、自らで耕作して食料を作る土地も持っていない為、生活が脅かされているのです。
我々は、ネパールに訪問するたびに彼らに暖かく迎えてもらってきました。今回、彼らの日常の生活が戻るまで我々は彼らに対するサポートを継続していく所存であります。
これまでの活動
収入が完全にゼロになってしまったとのことですので、今回のサポートには”スピード感”が求められました。
まず皆様方に支援のお力をお借りする前に、我々でできる限りのことをしようと思い、今までのYNPの活動資金10万円を現地に迅速に送金しました。
それによって多量のコメや芋類などが購入でき、42世帯に平等に分配されたようですが、近いうちに底を付いてしまうことが想定されます。
皆様のお力添えによるさらなるサポートを求める声が今も現地から届いています。
これまでの事業成果
当団体の手元資金を用いた1回の援助(10万円分)しか行えていないのですが、それによって生活に必要な物資を各家庭に平等に分配することができました。
事業の必要経費
ネパール政府は海外からの感染者流入を避けるため、国際便の運行を停止するなどの処置を取っており、我々が直接出向いてサポートすることができません。
そのような背景を考慮して、現地コミュニティの中心人物が我々の代わりに、募金を用いた生活必需品の購入から各家庭への平等且つ無駄のない分配を約束してくださりました。募金を現地に送金する際には、必ず「何に」「いくら」使ったのかと「どのように」分配したのかを知らせてくれるようにお願いしてあります。当然、我々学生が懐に入れることはありませんし、現地の代表の方もコミュニティ全員の生活のためにこの募金を使います。詳しくは、我々のHPやSNS(Twitter/Instagram)やこのページの写真をご覧ください。