私たちの取り組む課題
世界では、7億300万人が清潔な水を、15億人がトイレを利用できない環境で暮らしており、それらが原因の下痢で1日に800人の子供が命を落としています。
給水設備ができる前、ブルキナファソのある村の女性たちは、毎日歩いて数時間かかる小さな池まで、虫やカエルの浮いた乳白色の水をくみに行っていました。飲むと下痢になったり、湿疹が出たりすることを知っていましたが、他に水を得られる場所がありませんでした。
健康上の被害だけではありません。水くみに時間がかかることで、仕事をする時間がなく貧困から抜け出せない、学校に通うことができないといった問題も起こります。農業を営むのにも水が必要です。農業ができれば作物を市場で売って生活のレベルを上げていくこともできるかもしれません。水がないことは、こうした様々な可能性を奪ってしまいます。
なぜこの課題に取り組むか
人々の暮らしを支えているのは、清潔な水とトイレです。しかし世界には、この人間にとって基本的な権利を得られない状態で生活している人が何億人もいます。清潔な水やトイレが利用できない人々にとって、貧困と病気の悪循環から抜け出すことは困難です。
ウォーターエイドは、すべての人がすべての場所で清潔な水とトイレを利用できる世界の実現を目指し、給水設備や衛生設備の設置を行います。また、それらの設備を維持管理するしくみ作りや、教育によって、人々の衛生意識を改善する取り組みも行っています。
住民が継続的に自分たちの問題として水や衛生設備の維持に取り組んでいけるよう支援を行います。
寄付金の使い道
皆さまのご寄付でできること(事例紹介)
- ¥3,000のご寄付で、パキスタンの1クラス40人の生徒たちを対象に衛生教育を実施することができます
- ¥5,000のご寄付で、マリに家庭用手洗い設備1基を設置することができます
- ¥8,000のご寄付で、ネパールで給水ポンプのメンテナンスのできる人材1人を育成することができます
- ¥15,000のご寄付で、シエラレオネで女性30人を対象に産前・産後の衛生教育を実施することができます