私たちの取り組む課題
わくわーくでは、子どもから大人まで、ハンディのあるなしに関わらず、誰もが気軽に集える場所や時間をつくり、ヒト・モノ・コトの繋がりを広げていく担い手になるために、大きく3つの柱をたてて活動に取り組んでいます。
(1)就労・生活支援【障がい福祉サービス事業所BOCCHI】
障がいをもつ当事者の就労支援や生活支援とご家族をはじめとする福祉に関する相談の場。その方々への支援を担う人材の育成の事業です。
(2)地域コミュニティ【多世代交流スペースくるくる・虹のふもと】
多世代多様な方々が集える『場』の提供を行う事業です。
(3)地域協働【Be Happy プロジェクト】
障がいがあってもなくても、大人も子どもも外国の人であっても、やってみたい『コト』、つくってみたい『モノ』がたくさんあると思います。ひとりでチャレンジもよし、ひとりではできない『コト』や『モノ』は出会う人達と一緒につくることができるかもしれません。(2)の多世代交流スペースくるくるや虹のふもとという『場』では『ヒト』の出会いが生まれてきます。(1)の福祉サービス事業所を利用する障がいを持つ方もこの場を通じ、地域の方々との出会うことができます。互いを知り合うことで、社会にとって必要な『コト』や『モノ』が続々と創り出されていきます。その様々な『コト』や『モノ』を集めて共に動かすプロジェクトを【Be Happyプロジェクト】と名付けわくわーくの大切な事業として位置付けました。
なぜこの課題に取り組むか
障がいのある人々も地域の一員としてまちで暮らしています。
病気や障がいのためにできにくいこと(例:食事や睡眠、服薬等を適切にできない、公共料金の支払いや地域で暮らしていくための必要な手続きがうまくできない、仕事がうまくできない等)があったりするために、困った人であるなどと間違った捉え方をされてしまうことも少なくありません。また、障がいを持つ本人自身もその困難さに気づけず、辛い思いをする方もいます。
病気や障がいの特性により、コミュニケーションが苦手な方などは、生活のしづらさがあっても、周りの人にうまく相談することができず、どうしてよいのかわからないままに生活習慣が整わない方がいます。
そのような生活が続くことで、不安になり、孤独感が増し、さらに病状が悪化したり、不適切な言動をとってしまうこともあります。
そのため、周りとのつながりが絶たれ、孤立してしまうようなことになります。
障がいを持つ方と地域の人々が交流する機会がないと互いを知り合うことができず、障がいについての正しい理解が進まず、どちらもが不安となり、負のサイクルを生み出すことになってしまいます。
〇負のサイクルを正のサイクルへ~出会って気づき、わかって生み出すうれしい実践!~
この様な負のサイクルを正のサイクルに変化させるためには、出会いと気づきの機会をつくることが有効であると考えています。
誰もが気軽に集える場があれば、そこに集い出会った多世代多様な方々が関わりながらそれぞれの知恵や力を共に持ち寄り実践につながるコトが生まれるチャンスができます。共に過ごす中で、障がいを持つ方についての理解が深まり、互いを知ることで、困ったときには相談ができ、不安になることなく安心した生活をおくることができます。生活が安定し、周囲とのつながりができることで孤立することがなくなり、役割や収入も生まれてきます。
私たちは【Be Happyプロジェクト】が進み続けていくことで、障がい者への理解だけでなく、社会で課題とされているあらゆる事柄に関する解決の糸口が見つかる可能性があると考えています。みなさまに是非【Be Happyプロジェクト】の応援者になっていただき、その糸口を地域の様々な方と一緒に知り、理解し認めながらみんながうれしくなる実践をどんどん生み出していきたいと考えています。
寄付金の使い道
みなさまからいただくご支援は(3)地域協働【Be Happy プロジェクト】を充実させていくために活用させていただきます。3つのアクションのうち、(1)【障害福祉サービス事業所BOCCHI】は国からの事業費で運営、(2)【多世代交流スペースくるくる】は工夫が必要ですが受益者負担で実施することが努力できます。しかし、双方をつなぐ大切なアクションである(3)【Be Happyプロジェクト】については、自費での運営が必要となります。民間助成金申請などでまかなえることもありますが、継続的ではありません。
この活動に賛同いただけるみなさまからの大切な寄付金は、【Be Happyプロジェクト】の広報費や必要となる資材、また続々と生み出される「コト」や「モノ」を動かしていくために必要な経費に充てさせていただきたいと考えています。