事業の目的
わかちあいプロジェクトでは、学校法人アジア学院(栃木県)のミャンマー人元研修生、ナウ リー ミャーさんの「ミャンマー山岳民のために学生寮を作りたい!」という夢の実現に協力し、2008年から継続してミャンマーカヤー州の子どもたちの支援を行っています。 現在は、2つの学生寮と児童養護施設の運営サポートと、毎年子どもたちが学校に通うための奨学金を送っています。
ミャンマーのカヤー州は、タイと国境を接した山岳地帯で、村に住む子どもたちは離れた町の学校に通わなければなりません。自宅から学校に通うことができないため、寮などに住みながら通学することとなり、中には小学校から寮生活を送る子どももいます。しかし、貧しい家庭には学校と寮の費用が大きな負担となり、なかなか学校に通えない子どもも多くいます。わかちあいプロジェクトでは、できるだけ多くの子どもが学校に通えるよう、教育支援を実施しています。
みなさまからお預かりしたご寄付によって、毎年約50万円の奨学金を支給し、小・中・高校に通う子どもたち約20名の教育を支援しています。
これまでの活動
2018年度に奨学金を支給した14歳のシャイモエさん(14)。
両親は農業を営んでおり、お米やトウモロコシを作っています。しかし収入は少なく、シャイモエさんを学校へ通わせる十分な資金がありませんでした。シャイモエさんの家族はもともとこの地域に住んでいたわけではなく、紛争から逃れるために国内を転々とし、国内避難民としてこの地に移り住んできました。カヤー州に移り住んできてから、学校に通えることをとても喜んでいます。現在は、教師になるという夢に向かって日々勉強に励んでいます。