私たちの取り組む課題
未来へ
適正飼育を未来へ伝えるため、子どもたちのボランティア体験や、中学生〜大学生・専門学生の職業体験などを積極的に行っています。
北海道のいま
昨今頻発している多頭飼育崩壊のレスキューにも多数取り組み、猫だけではない
そこで繋がった人の生活も一緒に救いたいとの団体理念のもと
現在民間に丸投げされているこのような案件を行政の協力を仰ぎ一緒に解決できるよう
そのモデルケースの構築を進めながら地域社会に根差した活動をおこなっています。
あたらしい制度
猫を看取ったあと、自身の年齢を考えて猫の飼育を断念する高齢者へ
保護猫を預かってもらう「永年預かり制度」は当団体独自の制度として始まりました。
北海道外を含めた他団体にも興味を持っていただけることが多く
可能な団体にはぜひ広がってほしい制度です。
地域に根差して
地域イベントへの参加、SNSでの情報発信やオンライン譲渡会の企画運営など
時代に合わせたソーシャルビジネスやNPOとしてのあり方を模索しながら
新しい活動の幅を広げています。
保護猫カフェ
運営している施設のうち、里親募集中の保護猫とふれあえる猫カフェ
【ツキネコカフェ】は2020年で十周年を迎えました。
今後も猫と人が繋がれる地域社会のコミュニティスペースとしての役割を担っていきたいです。
なぜこの課題に取り組むか
北海道で初めて、猫の相談窓口を開設。
広い北海道の各地から、様々な相談をお受けしてまいりましたが
その中で強く感じることは【適正飼育】という正しい知識が浸透していないことです。
特に地方都市や過疎地ではまだまだ飼い猫や野良猫が繁殖を繰り返し
そこに人間がかかわることも多くあります。
猫を増やしすぎたり、飼えなくなった猫を放棄してしまったり…
その根本やはじまりには「猫が好き」という気持ちがありました。
“間違った知識”や、“知らなかったこと”で多くの猫が不幸になっています。
多くの人に今自分たちの町でおこっている問題を知ってもらい、一緒に解決し
これからを担う子供たちへ伝えることで、不幸な猫が増え続ける今を変えていきたいです。
また、こういった問題の多くは【猫】だけではなく【人】が関わっており
その人たちの生活が充分に解決されるためには、法律面・金銭面においても
行政との連携が不可欠なのですが、なかなか協力を得られないの現状でもあります。
私たちの北海道内でのこれまでの活動で培った経験とノウハウを活かして
官民協働で問題解決を行うモデルケースとして全国に広がっていくきっかけになればと思います。
寄付金の使い道
いただいた寄付金の多くは
毎月100万円以上になる保護猫たちの医療費に使わせていただきます。
なるべく自分たちでケアできるようにと看護してきたので
スタッフのケアスキルの高さは自負しております。
しかし、それでもたくさんの医療費がのしかかり常に厳しいのが現状です。
他にはキャットフードやミルク、猫砂や布ものなどの消耗品。
こちらも多くの寄付をいただいてもなお足りない状態です。
また、4カ所あるネコカフェと保護施設の家賃と維持費。
北海道という土地柄と古い家屋での活動のため
移動費や灯油代・電気代などの光熱費もかなりかかります。
(HPなどで収支報告、決算報告もしっかりとおこなっておりますのでご参照くださいませ)
たくさんのボランティアさんたちにご協力いただき手作りの活動で維持しておりますが
まだまだ多くの力が必要です。