私たちの取り組む課題



背景
世界の約80億人のうち、約8億人が飢餓や栄養失調の問題で苦しむ一方で、25億人近くが肥満など食に起因する生活習慣病をかかえています。
ミッション
TABLE FOR TWO(TFT)は、世界規模で起きているこの食の不均衡を解消し、 開発途上国と先進国双方の人々の健康を同時に改善することをミッションに活動しています。
なぜこの課題に取り組むか

飢餓 - 世界の11人に1人
地球上の全員が食べるのに十分な食料が生産されている一方で、 11人に1人が充分な食事をとることができずに、生存や社会的な生活が困難な「飢餓」状態にあります。
肥満 - 世界の2.5人に1人
世界では2.5人に1人、世界人口の約4割が食べ過ぎや食生活の乱れ、運動不足などに起因する過体重や肥満に悩んでいます。
Solution
先進国で1食とるごとに 開発途上国に1食が贈られる
先進国で1食とるごとに 開発途上国に1食が贈られる TABLE FOR TWO(=TFT)プログラムでは、肥満や生活習慣病予防のためにカロリーを抑えた定食や食品をご購入いただくと、 1食につき20円の寄付金が、TFTを通じて開発途上国の子どもの学校給食になります。 20円というのはTFTが支援する地域において、給食1食分に相当します。
先進国で1食とるごとに開発途上国に1食が贈られるという仕組みです。
寄付金の使い道



開発途上国の子どもたちの学校給食になります
皆さまからのご支援は、20円につき1食の学校給食になり、アフリカ・アジアの貧困地域の子どもたちに届きます。
給食の原材料費に加えて、両親への給食運営の指導トレーニングを行う管理者の人件費、給食を作るのに必要な調理器具の購入や運搬にかかる費用、モニタリング費用など、給食事業を運営するために必要となる費用に使用させていただいております。
子どもたちの可能性を引き出す学校給食
TFTが支援する貧困地域の子どもたちにとって、学校給食は単に空腹を満たす手段ではありません。
「学校に行けば食べられる」という食のセーフティネットとして機能し、子どもたちや保護者にとって学校に通う強い動機づけとなっています。
また、1日1食の学校給食は教育へと直結し、子どもたちが貧困から抜け出す鍵になります。
- フィリピンの支援先では、給食支援生徒のうち、極端な発育不良児の比率が1年足らずで34%から5%へ減少するといった健康状態の改善が見られました。
- ケニアの支援先では、基本的な読み書きと四則計算を習得した生徒の比率が、2年で75%から90%に上昇しました。
- タンザニアの支援先では、全国統一卒業試験の成績優秀者数が、2年で25人から49人と倍近くになりました。