私たちの取り組む課題
2018年5月に児童発達支援・放課後等デイサービスそうしん(主に重たい障がいのある子ども)をオープンしました。また、成人してからも対応したいと2019年9月に多機能型事業所ゆいしんをオープンしました。たん吸引や胃ろうなど「医療的ケア」が必要な子どもが利用しています。
しかし、立ち上げてから継続していくには想定以上に費用がかかっています。人件費や賃貸料など費用がかかるためです。しかし、お子さんを支えるためには看護師など専門職が必要で安全な場所も必要です。今後、地域でさらに必要とされる存在となるためにも重たい障がいのある子どもたちの環境づくり、地域づくりをしていきたいと考えています。
なぜこの課題に取り組むか
15年作業療法士をしています。長野県出身で仕事を機に三重県に来ました。最初は病院勤務でした。リハビリテーション 病院で脳卒中により後遺症がある方にリハビリを行っていました。病院からご自宅に帰ってから、病院の環境では出来たけど家の環境ではなかなか身につけた事が出来ない事がありました。そのため、入院してリハビリを行った効果がしっかりとご自宅でも出来ているのか退院後の生活が気になり、ご自宅に訪問してリハビリを行う経験もしました。そこで高齢者の介護サービスは増えてきていましたが、子どもを支援する社会資源が少ない事を知りました。特に医療的ケアが必要な子どもの支援が少なかったです。私も子どものリハビリの経験はなかったです。そこで市民団体「ホーム医療ケアプロジェクト」を立ち上げ、交流会をボランティアで始めました。医療的ケアが必要な子どもは看護師のケアが必要です。看護師がいる福祉施設は限られており、家族の介護負担が大きかったです。
寄付金の使い道
寄付金の使い方は、支援活動の資金とさせていただきます。
・医療的ケアが必要な重たい障がいのある子どもたちは医療依存度が高く、体調を崩しやすいです。そのため、欠席が多くなります。しかし、経費は、療育やリハビリに必要な物品、医療関連の消耗品や備品等は経費を削ることが難しいため経費削減に限界があります。
また、当法人は看護師、保育士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、社会福祉士、精神保健福祉士といった専門資格を持ったスタッフが対応しております。そのため、一般的な児童発達支援、放課後等デイサービスの事業所より、特に人件費が高く、毎月の支出の約7割を占めています。
さらに、水道光熱費、送迎車両のガソリン、家賃が毎月必要です。最近は物価高騰の影響で顕著で特に厳しい状態です。
そこで、寄付金をというかたちで支援を募り、医療的ケアが必要な重たい障がいのある子どもたちをサポートし、安定した運営を行いたいと考えております。いただいた寄付金は、必要な活動に充てたいと考えています。
・インクルーシブ社会を目指す取り組みとして、地域に出て体験や経験する事を大事にしています。そのために、医療関連の消耗品や備品は欠かせません。