私たちの取り組む課題
岐阜県多治見市。
私たちのまちには、1930年にカトリック神言修道会によって建てられた多治見修道院があります。
日本三大修道院に数えられる同施設は、設立から95年が経ち、老朽化の進行を理由に解体が検討されています。
これまで現場を守る方々の多大なご尽力によって維持されてきましたが、施設の安全性を確保するためには多額の資金が必要な状況です。
なぜこの課題に取り組むか
虎渓山の麓にたたずむ多治見修道院は、お花見やライトアップ、学生たちの野外研修、年に一度のワインフェスタなど市民にとって大切な場所です。
“修道院のある景色”は市民が誇るべき財産であり、「未来」に残していきたい風景だと考えています。
多治見修道院の「未来」を考える上で、建物の状態の正しい把握は欠かせません。
しかし、建物耐震調査だけでも多くの予算が必要です。
支援金の使い道
多治見商工会議所、笠原町商工会、多治見青年会議所、多治見市文化振興事業団、たじみDMO(多治見市観光協会)、多治見市を構成員とする「多治見修道院建物調査実行委員会」を立ち上げました。私たちは、多治見修道院の所有者である神言修道会と協議を重ね、建物耐震調査を実施すること、その財源として寄付金募集を行うことについて了承を得ました。
寄付金が集まりましたら、2026年度に建物耐震調査を実施する予定です。
今回の耐震調査は、多治見の大切な風景をつなぐ第一歩となる活動です。
まだ建物を残せる保障はありませんが、可能性を模索する取り組みを皆さんとともに進めていきたいです。
ぜひともお力添えをいただけますようお願い申し上げます。