私たちの取り組む課題
身近に、頼ることができる大人がいない子どもたちがいずれ自立していくには、山積みしている問題が多くあります。多角的に長期的に取り組まなければ貧困の連鎖を断つことができません。
宮崎の子どもたちが、未来を語り、豊かさを実感できる人生を歩んでいける社会を目指して取り組んでいます。
なぜこの課題に取り組むか
活動の原点は、宮崎日日新聞社が2014年1月1日から約1年をかけて特集した企画「だれも知らない〜みやざき子どもの貧困」は、社会問題化している「子どもの貧困」について宮崎の実態を明らかにし、私たちに当事者として向き合う覚悟を迫りました。
子どもの貧困の連鎖を断ち切るためには、子どもたちを私たちおとなに適応させるのではなく、子どもたちに合わせて私たちおとなが変わる必要があります。私たちは誰のためでもなく、ただひたすら子どもたちのために、自らのものの見方・考え方を捉え直す機会を作り、弱者の視点から現実を変えようと行動します。
身近に、頼ることのできる大人がいない子どもたちも、一定の年齢になると社会に出て細いつながりの中で生きることになります。Swing-Byとの関わりの中で、多様な職種の大人との出会いを経験し、学習や生活体験を住み重ねることで自己肯定感を育むことができます。
また、子どもに関わる教育や福祉・医療関係者など多様な職種が連携して、長期的に向き合うための環境づくりが必要と考えています。
寄付金の使い道
寄付金の主たる使い道は、「学校等のケース会議を起点とした子ども未来応援プロジェクト」です。
子どもに関わる様々な職種の方々(学校、スクールソーシャルワーカー、民生委員、児童委員、社会福祉協議会など)が、応援したいけれども応援できないことの中に、少しだけ費用がかかることがあります。
学習支援に行かせたくてもバス代がない。定期的な食事支援が必要だとわかっていても地域には頼るところがなく学校の給食室で調理はできるが食材費をどうするのか。入浴や髪を洗うためのソープやシャンプー代など。
これらは、単体では安価なものも多いのですが、迅速な対応と継続的なサポートのために活用させていただきます。