私たちの取り組む課題



ミャンマーでは、紛争や経済不安の長期化により、多くの若者が「学ぶ機会」や「安定した仕事」への道を断たれています。全国的に、若年層の約25%が雇用されておらず、その数は約400万人にのぼるとされています。仕事を得られない若者は、学び直す機会も持てず、その影響は特に女性に集中しています。一方で、さまざまな事情から祖国を離れ、現在約16万人のミャンマー人が日本で暮らしています。しかし、ミャンマー国内には今も多くの若者が残され、将来への希望を見いだせずにいます。特に地方出身の若者や女性は、貧困・教育格差・移動制限といった複数の課題が重なり、危険な労働や搾取に巻き込まれるリスクも高いです。
なぜこの課題に取り組むか



私は、長年、NGO職員としてミャンマー全土をかけまわり、多くの若者たちと出会ってきました。その中で強く感じてきたのは、能力や意欲があっても、「機会がない」ただそれだけで、将来をあきらめざるを得ない若者があまりにも多いという現実です。紛争や貧困という厳しい状況の中でも、「学びたい」「働きたい」「自分の力で生きていきたい」と願う若者は、確かに存在しています。私は、どんな状況にあっても、自分の人生を自分の力で切り開いていってほしいと心から願っています。その第一歩となるのが、手に職をつけ、安定した収入を得ることです。私たちは、職業訓練校や女性向け裁縫研修を通じて、若者が自立への一歩を踏み出すための機会を届けてきました。コロナ禍、政変を経ても、今もなお、この活動を継続でき若者たちに目の前のことに夢中になれる機会を提供しています。そして、これを継続してこそ、未来の国造りに繋がると信じています。また、紛争地における職業訓練や人材育成は、若者が武装勢力や不安定な状況に巻き込まれにくくなるなど、紛争予防に寄与することが研究でも示されています。若者が技術を身につけ、安定した仕事に就くことは、 個人の自立にとどまらず、地域や社会の安定、ひいては平和構築にもつながります。さまざまな不安定要因が重なる今だからこそ、若者の可能性に投資し続けることが、将来への最も確かな備えになると私たちは考えています。
支援金の使い道



皆さまからのご支援は、使途を特定の活動に限定せず、若者の育成とその力が社会に活かされる好循環を生み出すための当団体の活動に活用させていただきます。現場で必要とされる支援は常に変化するため、使途を限定しない継続的なご寄付が、若者たちを「途中で見放すことなく」長期的に見守り、支援し続ける力となります。また、海外で予期せぬ事態が発生した際にも、柔軟に対応できる組織基盤の強化に繋がります。
当団体では、毎月の継続的なご寄付で活動を支えてくださる方を「サステナフレンズ」と呼んでいます。サステナフレンズとして、ミャンマーの若者たちが直面する「学びの機会」と「働く未来」を、ぜひ私たちと共に支えていただけますと嬉しいです。無理のない範囲でのご支援をお願いいたします。いただいたご寄付は、以下のような形で若者の希望を育む力となります。
毎月1,000円のご寄付で
生徒4人が、自身の技術力を証明するための技能試験に挑戦できます。これは、彼らの努力が「かたち」として認められる大切な機会となります。
毎月3,000円のご寄付で
女性1人が約3か月の裁縫訓練を受け、収入が得られるための基礎的な技術を習得できます。これは、彼女たちが経済的な自立に向けた確かな一歩を踏み出すための支援となります。
毎月5,000円のご寄付で
地域の人々の生活に欠かせない水環境を維持するための、壊れた井戸の軽微な修理などが行えます。これは、地域の暮らしを支える大切な基盤を守ることに繋がります。
サステナフレンズの皆さまからの継続的なご寄付は、若者一人ひとりの短期的な成果にとどまらず、混迷する状況の中でも学びと生活を途切れさせないための「基盤」を支えています。大きく状況を変えることはできなくても、今、目の前にいる若者が学び続け、働き続けられる環境を守ることはできます。皆さまの支援が、その確かな一歩となります。

