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学校に行く行かないに関わらず、さまざまな世代や立場の人との交流や体験活動を通じて、子どもたちが「世の中はあたたかい」「未来を楽しみにしてもいいかな」と感じられるような、生きるための種をまく場を作る

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私たちの取り組む課題

2022年10月末、小中学生の不登校者数が24万人と発表されました。SOWがある横浜市では、小学生の70人に1人、中学生の20人に1人が不登校であると報告されています。小学生に至っては、不登校児童が5年前と比べ約2倍に増加しています。


子どもは、学校に居場所を見出だせなかったり、自分の頑張りを十分に発揮できない状況下から、疲弊して不登校に至りますが、保護者は不登校からの将来が見通せないことから悲観的になり、家庭内が負のスパイラルに陥ることが少なくありません。また、不登校に陥ったときは、親子関係の危機状態でもあり、親子関係を新しく構築する必要に迫られます。それに加え、子ども時代は学校を中心としたコミュニティが形成されているため、不登校になった途端、地域のコミュニティから孤立したような気持ちになることが多々あります。


これらから、変化の期間は、学校はもとより家庭にも、居場所を見出だせなくなる子どももいると思われます。


一方、小中時代に不登校だった子どもの約9割が高校時期から復帰しているとのデーターがあります。実際に子どもたちのエネルギーが回復してくると、学校に戻らないで家庭で過ごしている時期も、自分たちの興味関心に従ってのびのびと育っていくケースを多数見聞きします。


とはいえ、不登校になった場合、親の「教育」「経済」「交流」の状況が、子どもの育ちへ影響を与えるとも言われており、見守っていく期間を家庭のみで取り組むのは、多くの負担があり、かなりのエネルギーを伴います。

なぜこの課題に取り組むか

2016年度に内閣府が行った「子供・若者の意識に関する調査」において、「居場所であると感じている場の数が多くなるにつれ,生活の自立や社会への貢献,対人関係等について前向きな将来像を描く傾向の回答割合が高くなっている」と言われていることから、学校・家庭以外の第3の居場所の重要性が言われています。


これらのことから、少しでも支えになればとの思いで月6回親子の居場所、月1回親の会を開催しております。どなたでも参加しやすいように、参加費用を1回につき300〜600円/家族と抑えており、体調の変わりやすい子どもに配慮し、月謝制ではなく1回毎の参加費設定としております。


居場所は、親子で参加ができる形を取っており、子どもの状態に合わせて、子どもだけ、親だけ、親子一緒にとさまざまなスタイルで過ごすことができます。心のエネルギーが回復し、興味関心を広げたい子どもたちのニーズにも合うように、ときどきイベントを開催し、工作や実験、畑作業、自然遊びや動物との交流も行っております。

親子それぞれのペースを大切にしている場なので、イベントに参加するしないは自由としていますが、参加しなくても、その場で一緒に過ごすことで周りの様子を気にしている様子があり、子どもがやりたいと思ったタイミングでイベントに参加するということもしばしば体験しております。このため、家で過ごすよりは、お互いに影響しあっていると感じます。

保護者にとっても、「悩んでいるのはひとりじゃない」とホッとでき、子育てのアイディアや進路の情報を共有することで、明日への活力につながる場になっていると思われます。保護者のゆとりから、親子関係にほどよい隙間が生まれて、子どもが自分らしい道を探していく力を溜めると感じています。



2023年度は地域の交流を少しずつ作っていき、応援してくださる地域の方を軸に、活動場所を増やしていく予定です。地域の方に、不登校であってもそれぞれのペースを大切にしていくことで子どもたちが育っていく様子を見てもらうことで、地域で子どもの育ちを見守る土壌を作って行きたいと思います。それが結果的に、不登校になったときに感じる「孤独感」を和らげ、「家庭内で負のスパイラルに陥る」ことが減ると信じています。


また、最近は小学生低学年からの新規参加者が増えている現状があります。不登校に悩み、日中の活動先や交流場所を探している親子が増えていることを肌で感じており、ますます活動を充実していこうと身の引き締まる思いでおります。

寄付金の使い道

SOWの活動は、助成金に頼っているのが現状です。助成金を、会場費・イベント講師謝礼金・工作などの材料費・行事保険・チラシ印刷や郵送代に充てています。運営は保護者で行っていますが、ほとんどの運営作業をボランティアで行っており、運営スタッフも毎回の参加費を負担しています。現時点では、運営スタッフに交通費にも満たない額の謝礼をお支払いするのが精一杯です。

地域に必要とされる団体であるように、引き続き取り組んでいく所存ですが、継続的に開催していけるよう善意に頼る以外の仕組みが必要です。

寄付金の使い道は、①経済的に大変なご家庭への参加費の免除、②ボランティア学生への謝礼金(当面の目標としては、1回につき謝礼金500〜1000円程度) ③運営スタッフの参加費の免除 ④材料費 に充てます。

ご支援いただけることが何より助けになります。どうぞよろしくお願いいたします。

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代表:小嶋恵美子

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