私たちの取り組む課題
小児医療が抱える問題点の一つとして、患児の家族への支援が不足している事が挙げられます。医療の発達により日常的に医療ケアを必要とする、病気や障がいと共に生きる子どもが増えています。しかし、そのような子ども達が社会の中で不自由なく生活しているとは言い難く、子どもを看護する親には経済的にも体力的にも精神的にも大きな負担が掛かります。また、きょうだい児は親が患児に掛かり切りになりがちなため、さみしさを抱えていますがそれを表出しない傾向があり、心のサポートも必要です。
なぜこの課題に取り組むか
近年家族への支援の必要性が周知されてはいますが、その為の制度は十分なものではありません。日々進化する医療に、そのために生まれた問題点をサポートする制度の構築が追い付かず、支援の隙間にある子ども達が多く存在します。そのような子ども達とご家族に寄り添って実際に求められている切実な支援は何かを察知し、社会へと周知していくことができれば、支援の輪はきっと広がるでしょう。病気や障がいがあっても、子ども達がその胸に夢と希望を持って未来を作って行けるよう、あたたかくサポートできる社会を目指します。
寄付金の使い道
スマイルオブキッズの事業運営費用として大切に使わせていただきます。
〇患者・家族滞在施設「リラのいえ」の運営事業
自宅を離れて難しい病気のために、神奈川県立こども医療センターに入院する子どもと付き添い家族のための宿泊施設です。経済的な負担が少しでも軽くなり、精神的にもご家族が寄り添えるよう、ボランティアが協力して運営しています。
〇きょうだい児保育事業
「リラのいえ」で、入通院する子どものきょうだいを預かり保育します。一般の保育園と違い一時的な預かりのため、慣れない上にきょうだいの闘病により変化する環境に不安を抱える子ども達が多くいますが、保育士がひとりひとりに寄り添ってのびのびと遊ばせる事により精神的な安定に繋がっています。
〇重症心身障がい児への音楽支援活動
生の音楽に触れる機会の少ない子ども達への支援として、こども医療センター重心病棟等にピアニストが出向きグランドピアノを演奏します。また、毎年夏休みには県内の特別支援学校に通う子どもとその家族を招待する音楽コンサート「地域がささえるふれあいコンサート」を開催しています。
☆愛する子ども達おうえん団 大募集中です☆
継続的な支援はお子さんとご家族の大きな力になります。支援のページで寄付頻度「毎月」を選択いただくと、マンスリーサポーター「愛する子ども達おうえん団」の団員となります。その証として、感謝の気持ちを込めて団員証を送付させていただきます。