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ジェンダー不平等の中で差別・排除され、生きづらさを抱える人々のニーズに応え、エンパワメントすることで、人々がジェンダー規範にとらわれず、自由に安全に生きられる社会にすることを目的とします。

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取り組み一覧

若年女性のための「就活用スーツ」貸出事業

若年女性のための「就活用スーツ」貸出事業のメインビジュアル

事業の目的

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当団体は2022年度より、困窮する女子学生の食料支援と居場所づくりを行ってきました。

困難を抱える学生と接する中で、その『困難』には経済的な困窮だけにとどまらず、様々な要因が潜んでいることが見えてきました。

コロナ禍で助け合える友人関係の構築が難しかったこと、困窮の原因が保護者の病気でありずっとヤングケアラーとしての役割を担ってきたこと、

地方特有の問題として『ブラザーペナルティ(男兄弟がいる女性は、姉妹をもつ女性よりも学歴や収入に格差が生まれる傾向がある、という学説)』が存在しているということ。

何よりの問題は、それらが複合的に存在しているのに、自身もふくめ、近くにいる誰もがそのことに気付いていないことです。


格差社会のなかで、就職活動を何とか成功させるのが困窮状態を抜け出すきっかけなのにもかかわらず、様々な困難を背負っている若年女性ほど、就職活動用の衣類も満足に準備できないのが現状です。

そこで、この事業では就職活動のためのスーツや衣類、小物類を貸出し(既存の企業への就職を選ばない若年女性であっても、TPOに合わせたスーツなどは必要になるため、なるべく幅の広いタイプの衣類を揃える)、円滑に社会人へのステップを踏み出せるように支援していきます。

また、就職活動中、社会人への移行期は精神的にも多くも負担を強いられるため、メンタルケアも含めて若年女性の生活全般に寄り添っていく事業といたします。


就職活動用の衣類、スーツ、小物(靴やカバン一式)を5着程度揃え、社会人への移行期間中の若年女性に無料で貸出しをします。

できるだけ、ジェンダーレスで多様なタイプ・サイズを揃え、ノンバイナリーやクエスチョニングといった性的マイノリティの人たちにも利用してもらいやすいようにします。

5着で足りない部分は、広く市民の方々に寄付を募り、なるべく多くの種類を揃えて選べるように準備します(選べる楽しさを生み出し、できるだけスティグマを産まない工夫をする)。


貸出しの際はスタッフがサイズや色などをアドバイスし、適切な距離感でコミュニケーションを図ります。

何かあったら相談できる場所がここにあり、人がいるとの認識を持ってもらえるようにします。

また、貸出事業の認知を図るため、若年女性の目を引くようなデザインのチラシを作成し、山形県内各地の大学、短大、専門学校などに配布予定。

学校に行っていない女性たちにも届くように、地方メディア(フリーペーパー等)にも広告を掲載します。

これまでの活動

これまでの活動の画像
これまでの活動の画像
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・困窮する女子学生のための「みんなで作ろう 夜ごはん」事業(月1回)山形市コミュニティファンド事業

・若い人に向けた「ジェンダー小説ガイドブック」作成事業 (山形県男女共同参画センターチェリア助成事業) 

・生理用品の配布、女性のための居場所づくり講座、アクティブバイスタンダー講座(女性のつながりサポート事業)

・ハラスメント防止講座(一般対象、事業所対象)

・ジェンダーワークショップ(月2回 オンライン)

・ジェンダー関連図書のブックトーク(月1回 配信)

・フードドライブ/フードパントリー(女子学生向け)

・若年女性のための常設のフリースペース「Mayflower」開設

これまでの事業成果

これまでの事業成果の画像
これまでの事業成果の画像
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これまで、困難を抱える女子学生のための「夜ごはん会」や、

若年女性のフリースペース「Mayflower」を運営する中で、

地方に生きる若年女性の『声』をずっと拾ってきました。


家庭環境によって希望する進路に進めなかった話、

両親のことで悩み苦労している話、

コロナで友人が作れずつらかった話、

物価高で生活が苦しい話、奨学金が返せるか不安なこと・・・

どれも、家族や友人には「言えない」と考え、ひとりで胸に抱えている悩みでした。


一方、

実家に帰ると「地元に帰ってこい」といわれるのが嫌で帰省しない人、

奨学金を返すために少しでも良いお給料の都会へ(行きたくないのに)行くつもりの人、

家族が心配で地元に就職するか自分の夢を追いかけるかを悩んでいる人、

地方女性特有の悩みを口にする人も少なくありません。


特に個別面談や相談は受けていませんが、「安全安心な場」だからこそ出てきた

たくさんの本音の蓄積がここにはあります。


自分たちのネットワークを駆使して

食料品や衣類の提供、ほかの団体や行政などともつなぎ

共にピンチを乗り越えてきました。


わたしたちは「〇〇人を救いました」と、声高に言えるような団体ではありません。

けれども、お互いの信頼関係のなかで一緒に悩み考え、少しずつ先へ進んでいます。


今後は、このつながりの中から自ら立ち上がり

行動していく人が生まれていくことを願っています。




事業の必要経費

事業の必要経費の画像
事業の必要経費の画像
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・スーツ購入費用・・・・・上下セット30,000円×5着(7、9、11、13、15号)=150,000円

・靴・・・・・・・・・・・7,000円×5足(22、23、23.5、24、24.5cm)=35,000円

・かばん・・・・・・・・・7,000円×3=21,000円

・簡易試着室・・・・・・・13,000円

・広告宣伝費・・・・・・・100,000円

・チラシデザイン印刷費・・・70,000円

・クリーニング代・・・・・・2,000円×20回=40,000円

・交通費(スーツ回収)・・・100km×30円=3,000円

・人件費・・・・・・・・・・100時間×1,500円=150,000円


合計 582,000円


このうち、500,000円は山形県の「社会貢献基金」で賄いますが、

足りない82,000円をみなさまからのご寄付で賄いたく存じます。

ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


〒9900041

山形県山形市緑町4-10-3ファートンビル3階B

https://sisterhood-yamagata.com/
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