私たちの取り組む課題
1. 持続可能なマリンレジャーの仕組みづくり
石西礁湖をはじめとする貴重な海域を守りながら、観光業を両立させるためのルール構築を主導しています。
- ガイドラインの策定: 環境省や複数の行政機関、観光団体、マリンレジャー事業者団体と連携し地域の実情に即した「持続可能なマリンレジャーガイドライン」を整備。
- 効果的な普及啓発の模索:上記の取り組みを効果的に来島者に認知して頂くための普及啓発にも力を入れていきます。
2. ツアーガイドの「高質化」と文化継承
単なる案内業にとどまらない八重山の真の価値を伝えるプロフェッショナルなガイド育成に注力しています。
- インタープリテーションの強化: 地域の歴史、伝統文化、そして自然の繋がりを深く解説できるネイチャーガイドの普及。
- 本物の体験提供: 観光客が島のファンとなり、環境保護の理解者(サポーター)へと変わるような質の高いツアー体験の創出。
3. マンタGPS調査に基づく普及啓発
科学的なデータに基づき、島の宝であるマンタと共生するためのエビデンスを蓄積・発信しています。
- 生態解明のための調査: GPSタグを用いた国内最先端の行動調査を実施。
- 地域への還元: 調査結果を市民やマリンガイドへ共有する報告会を開催したり、行政への定期的な報告を行う事で「知ることで守る」意識を島全体に広げています。
なぜこの課題に取り組むか
シマノワがこれらの活動に取り組む「3つの理由」
1. 「守る」と「使う」のバランスが崩れているから
石垣島の海は世界でも有数のサンゴ礁地帯ですが、観光利用が進む一方で、サンゴの死滅や赤土の流出、水質汚染など環境への負荷も限界に近づき回復の兆しが見えないところまで来ています。
- 理由: 規制するだけでなく、現場の事業者が「納得して守りながら稼げる」具体的なルール(サスティナブル・ガイドライン)がなければ海を守り続けることはできない事、そして観光業事業者が
2. 「ただ見るだけ」の観光では、島の価値が守れないから
消費されるだけの観光から、島に利益と誇りが残る観光へシフトする必要があります。
- 理由: ガイドの「高質化」により、訪問者に八重山の深い歴史や自然の繋がりを正しく伝えることで、観光客を「単なる消費者」から「島の理解者・守り手」へと変えることができるからです。
3. 「科学的な共生」と「地域への普及啓発」
「マンタが大切だ」と口で言うだけでなく、彼らがいつ、どこで、どう過ごしているのかを正確に知る必要があります。そして実は石垣島でのマンタの知名度はそこまで高くありません。
- 理由: GPSタグ調査による科学的なエビデンス(根拠)があるからこそ、実効性のある保護策を立て、島の人々やガイドが自信を持って「正しい共生」を次世代に伝えていけるからです。

