事業の目的
新たな学びの場「EDUCARE」でこども達や青年層の「夢」の実現にむけた、実践的な学びを届けたい!
いじめ、不登校・ひきこもり、発達障がい、経済的困窮などに直面し、「生きぐるしさ」を抱えたこども達ら(小学生~青年層)を対象に、彼らの「夢」の実現を積極的に支援する「新しい学びの場:EDUCARE」事業を立ち上げます。本事業では、低額の参加費で学習支援及びプログラミングやイラストに関する資格取得を目指すコースを提供します。
団体が活動してきたことで見えてきたこどもたちが抱えている課題
これまで私たちが活動を続けていく中で、こども達が抱える課題が見えてきました。
(1)「こども達の将来に繋がる学び」の実施がこども達から求められている
毎年実施している参加者アンケート調査によると、地域社会において類似の活動がほとんどないことから、私たちのこれまでの活動に対して非常に高い評価をいただいています。その一方で、「自分の将来に直接、役にたつ学びの機会の回数をもっと増やしてほしい」という声が強くあがっています。
(2)青年層におけるひきこもりの相談件数の増加
また、15~20才前半くらいの青年層におけるひきこもりの相談件数も増えています。2018年に活動を開始して以来、私たちのこども食堂に長年参加してきたこども達においては、高校生以上に成長し、それぞれの道を歩み始めている子もいます。しかし、経済的な問題や発達障がい、あるいは今までの学びの不足を抱えるこども達を地域で支援する場が殆どないのが現状です。奈良県ではこのような青年層のひきこもり対策として相談窓口の設置や、かれらの「居場所」としての受入れ機関の登録が進んでおり、当法人も「若者のための居場所」として県に登録されており、日々相談を受けおります。現状はコロナ前に比べて相談件数が、月数件以上と以前の数倍以上に増えており、コロナによる繋がりの希薄化の影響は甚大であり、彼らの「こころの居場所と自立」を支援する場を届ける必要性が高まっています。
このように、今、地域社会では、いじめ、不登校・ひきこもり、発達障がい、経済的困窮などに直面し、「生きぐるしさ」を抱えたこども達(小学生~青年層)が増えています。また、日常生活において「自身の夢」を描き、「前向きに成長できる」環境が非常に少なくなっています。
実践的なスキルを楽しみながら取り組める、新たな学びの場「EDUCARE(エデュケア)」
以上の課題に対して、私たちは、こども達がより実践的なスキルを楽しみながら取り組める新たな学びの場「EDUCARE(エデュケア)」を立ち上げます。
これまで私たちは、小学生から中学生を対象に、月に9回の無料学習支援を行ってきました。そのうちの6回はWeb上で実施し、年間430名のこども達が参加しています。この活動は、こども達に基礎的な学習機会を提供し、彼らの学力向上を支援することを目的としています。
これから私たちがこども達へ届ける新しい学びの場「EDUCARE」では、当法人の強みである各分野のプロ(専門家)集団の教育人材を活用し、これまでのこども食堂のコンテンツを超えた「より深い」学びの提供を目指しています。
また2024年6月以降(予定)は、本事業につき、一般社団法人(非営利型)を立上げ、運営する経費にも活用いたします。
こども達の「夢」の実現のためにご支援を何卒よろしくお願いいたします。
これまでの活動
地域社会では、不登校・ひきこもり、いじめ、発達障がい、経済的困窮など、いきぐるしさを抱えたこども達が増えています。そのようなこども達に対して、私たちはこども食堂の運営を開始した2018年より小中学生らを対象に、無料学習支援も届けてきました。2020年春よりは、家から出にくいこども達への支援として、「生きる力を育む」ことを目指して、プログラミング教室、ウェブでの完全マンツーマンによる無料学習支援を開始しました。さらには、彼らの将来の夢を実現すべく、プログラミング教室やアニメーターを夢見るこども達のために、アニメ・イラスト・デジタルグラフィクス講座を開催しております。
2023年には、学習支援を111回開催、延べ430人のこども達が参加、またプログラミング教室及びイラスト講座は128回開催、延べ648人のこども達が参加しました。講師は、教員(OBも含む)、プロのプログラマー、ウェブデザイナーなどであり、本格的で実践的な学びをうけることができます。
これまでの事業成果
毎年実施の全参加家庭を対象としたアンケート調査にて、「(不登校ぎみの自身のこどもについて)新しい事にチャレンジするのにとまどいが少なくなった。心が前向きになり、楽しもうと思うようになった。いつも控えめで、自信のない態度や言動で人間関係に入れなかったのが、少し勇気が湧いてくるようになった」と。
またひとり親子育て家庭のお母さんよりは、「子供達に私一人ではできない経験やボランティアさんとの繋がりを持ち、親のように私自身も支えていただきひとり親家庭の孤立化を防いでくださっていることに心から感謝しています」、また「運営してくださる皆様が、とても一生懸命で、どの子も平等に、あたたかく対応してくださることにいつも感動しております」などの声を頂いています。
このような活動が実施できるのも、これまでの多くの方々より暖かいご支援を頂いてきたことの賜物であって、これまでにもクラウドファンディングを3回行い、140名以上もの方々から温かい応援とご支援をいただきながら、こども達へさまざまな体験の機会を届けることができました。改めまして御礼申し上げます。ありがとうございました。
事業の必要経費
皆様からいただいたご寄付は、プログラミング教室、アニメイラスト教室及び個別学習支援をこどもたちに届けるための費用として大切に活用させていただきます。
人件費(講師への賃金等)、教材・事務費、通信運搬費、賃料借料など月15万円の支出の一部に充当させていただきます。
多くの皆さまの「こども達の学びを支えたい!」「応援したい!」というお気持ちによって、私たちの活動は継続できます。
本画面の「寄付する」ボタンで1000円から寄付ができます。
ぜひ、こども達、そしてせいじゅん たすけあい こども食堂の背中をそっと押すような応援の気持ちで、ご寄付をお願いいたします。
※寄付金は決済にかかる手数料とキャンペーン利用料を除いた全額が団体へ寄付されます。