私たちの取り組む課題
性暴力に関する被害者支援と予防・啓発活動
なぜこの課題に取り組むか
私たち性暴力救援センター・東京(SARC東京)は、様々な職種のメンバーで構成されています。メンバーはそれぞれの生活や仕事や活動の場で、性暴力被害者に出会い、人としての痛みに被害者とともに向き合うなかで、日本において安全で的確な初期対応がいかに不足しているかということを痛感してきました。
私たちは、2011年2月から3月にかけての性暴力被害者のための相談電話・パープルダイアルを内閣府から請け負ったことが一つの大きな契機となり、その年の6月、東京では1990年代から管轄警察署とタイアップして性暴力被害者の対応を行っていた民間病院の協力を得て、SARC東京を立ち上げました。
スタートした時点では、活動資金はゼロで、有志メンバーのボランティア精神によってのみ24時間365日の相談体制を作っていました。メンバーは生活の糧を得るために他の仕事を抱えており、相談窓口を運営する時間を捻出するだけでも大変な状況の中で、助成金や寄付を募るための活動も行い、交通費の一部のみ何とか獲得できるようになった時期もありました。が、相談以外の活動をするのは至難の業でした。
このような人のボランティア精神だけに頼って活動を行うという状況を打開するために、前任のSARC東京理事長らを中心に国や自治体にむけ、被害者支援の経済的基盤整備の必要性の働きかけを行っていたところ、関連団体や当事者たちからも同様の声が上がるようになり、ようやく国も動き出し、私たちの団体の電話相談支援者の給与を補助してもらえるようになりました。それでも、その資金は活動全体をカバーするものではなく、その一部でしかありません。昨今性被害に関する報道も増え、声を挙げやすくなってきたことにより相談も多くなる傾向にあります。
私たちの団体の活動の必要性をご理解いただき、ぜひお力を貸していただきたくここにお願い申し上げます。
支援金の使い道
寄付の使い道
・ 被害者支援事業
・ 支援員養成事業
・ 予防啓発事業
・ 調査・研究事業
被害者が適切な支援を受けられるよう、また、今は資金・人手・時間の不足で十分できていない加害者を作らない世の中にするための啓発活動を行うことができるよう、私たちの活動を資金面でも支えてくださる方(企業様含む)を探しています。お寄せ頂いたご寄付は、性暴力による望まない妊娠や性感染症の予防のために使用させていただきます。私たちの団体の活動の必要性をご理解いただき、ぜひお力を貸していただきたくここにお願い申し上げます。