私たちの取り組む課題
近年、引きこもりやニートが大きな社会問題になっています。生き方に悩み、苦しむ人も増え続けており、年間で3万人を超える人々が、様々な理由で自ら命を絶っています。
学校、家庭、職場、社会等でトラウマを抱えた若者たちは「自ら進むべき道」を見失い、一歩を踏み出すタイミングすら見出せない現状に追い込まれています。その状況から次のスタートラインに立つまでには、ある程度の時間と必要なサポートを用意することが必要だと私たちは考えています。
元高校教員の長岡理事長が4人の教え子とともに設立し、たったひとりの入学生から始まったサムガク。開校15年目となる現在では、30名以上の生徒がこの学園で「精神的自立」と「経済的自立」を目指して、次のスタートラインに立つことを目標としながら生活しています。また、自宅から通う「通学型」と、寮で生活しながら学校に通う「合宿型」の二通りの方法により、本人の事情に合わせた学園生活を選択することができます。
サムガクでは、スタッフが一方的に生徒に指導するのではなく、生徒とスタッフが共に活動し共に成長できる「共育」を目指しています。教室での学習活動では、他者とのコミュニケーションのような基本的な技術や、年金や保険といった生活していくために必要な知識を学んだり、体育館でのビーチバレーボールやダンスなど体を動かす活動をしたり、田植えやにんにく栽培などの農業など、様々なカリキュラムが組まれています。
学園生活を通じて壁にぶち当たったり、悩みを抱えたときには、スタッフが個別に相談に乗って一緒に解決方法を模索します。そして多くの生徒は就労体験からアルバイトに進み、経済的に自立するための具体的な基盤づくりをしていきます。様々な経験を通して、「基本的な生きる力」を身につけることが、サムガクの最大の目的となります。
学校、家庭、職場、社会等でトラウマを抱えた若者たちは「自ら進むべき道」を見失い、一歩を踏み出すタイミングすら見出せない現状に追い込まれています。その状況から次のスタートラインに立つまでには、ある程度の時間と必要なサポートを用意することが必要だと私たちは考えています。
元高校教員の長岡理事長が4人の教え子とともに設立し、たったひとりの入学生から始まったサムガク。開校15年目となる現在では、30名以上の生徒がこの学園で「精神的自立」と「経済的自立」を目指して、次のスタートラインに立つことを目標としながら生活しています。また、自宅から通う「通学型」と、寮で生活しながら学校に通う「合宿型」の二通りの方法により、本人の事情に合わせた学園生活を選択することができます。
サムガクでは、スタッフが一方的に生徒に指導するのではなく、生徒とスタッフが共に活動し共に成長できる「共育」を目指しています。教室での学習活動では、他者とのコミュニケーションのような基本的な技術や、年金や保険といった生活していくために必要な知識を学んだり、体育館でのビーチバレーボールやダンスなど体を動かす活動をしたり、田植えやにんにく栽培などの農業など、様々なカリキュラムが組まれています。
学園生活を通じて壁にぶち当たったり、悩みを抱えたときには、スタッフが個別に相談に乗って一緒に解決方法を模索します。そして多くの生徒は就労体験からアルバイトに進み、経済的に自立するための具体的な基盤づくりをしていきます。様々な経験を通して、「基本的な生きる力」を身につけることが、サムガクの最大の目的となります。
なぜこの課題に取り組むか
現在、ひきこもりと呼ばれる若者たちは70万人以上、就労や就学をしていないニートと呼ばれる若者たちは60万人以上いるといわれています。厚生労働省の試算によれば、就職しないとかかるとされる社会保障費と、就職することで得られる納税額を考慮すると、25歳の若年無業者ひとりを社会に送り出したときのその社会的な便益は、最大で1億円にもなるとされています。
生きづらさに悩む若者たちがいることは、決して本人たち個人に留まる問題ではなく、私たちの社会全体の問題です。我々の活動を通じ、ひとりでも多くの人々がそれに共感し、未来を憂うことなく生き生きと生活できる、豊かな世界が訪れることを願って止みません。
生きづらさに悩む若者たちがいることは、決して本人たち個人に留まる問題ではなく、私たちの社会全体の問題です。我々の活動を通じ、ひとりでも多くの人々がそれに共感し、未来を憂うことなく生き生きと生活できる、豊かな世界が訪れることを願って止みません。