私たちの取り組む課題



① 小中学生年代における「学びの場・学び方」の選択肢の少なさと偏見
高校・大学年代では通信制やオンラインなど多様な学び方が「横並びの選択肢」として定着している一方、小中学生年代、特に福知山市においては公立学校以外の選択肢が極めて限定的です。
また、フリースクール等の代替手段が存在しても、社会的にはいまだ「不登校児の受け皿(ネガティブな避難所)」と捉えられがちであり、子どもたちが主体的に選べる「前向きな選択肢」として機能していないという構造的課題があります。
② 「従来の教育観」の固執による、子どもの心身の健康の軽視
管理型の学習や集団行動、受験を最優先とする「従来の教育観」が根強く残る中、急速に変化する時代背景や子どもたちの「心の健康(ウェルビーイング)」に寄り添った新しい教育観へのアップデートが進んでいません。
不登校児童の急増は、この教育システムと子どもたちの精神的健康のミスマッチが引き起こしている限界のサインであり、人間が本来持つ生きる力や幸福感を育む土壌が失われていることが深刻な課題です。
③ 現場(教員・保護者)の過剰な困窮による、教育のアップデート(イノベーション)の停滞
新しい教育の必要性を感じつつも、学校の教員や家庭の保護者は日々の業務や育児・労働に追われ、圧倒的なリソース(時間・精神的余裕)不足に直面しています。
教育の当事者が過度に多忙であるために、新たな教育情報のキャッチアップや、次世代型のチャレンジへ踏み出すことが物理的・心理的に極めて困難な状況にあります。
なぜこの課題に取り組むか



「すべての子どもが安心して楽しく学べる社会を実現したい」これが、私たちがこれらの課題に向き合う理由です。
既存の教育を否定したいわけではありません。しかし、教員や保護者が限界まで忙しく、地域に選択肢がないという「誰も悪くない構造」の中で、一番にしわ寄せがいっているのは子どもたちの心です。
地方都市である福知山において、公立でも私立でもない学校として、子どもたちが主体的に学び方を決められるオルタナティブスクールを3年以上運営してきた私たちだからこそ、見えている景色があります。それは、適切な環境と大人の理解さえあれば、子どもたちは本来持っているエネルギーを爆発させ、自ら学び、成長していくという事実です。
現場が忙しくて新しいチャレンジができないなら、私たちがその「変化の起点(ハブ)」になればいい。不登校の受け皿ではなく、これからの時代に必要な「新しい教育の選択肢」を地域に実装し、学校・家庭・地域と手を取り合いながら、子どもたちの幸福(ウェルビーイング)を中心においた社会をローカルから実証していくために、私たちは活動しています。
支援金の使い道



① 子どもたちの「心ゆれうごく経験」をつくる活動費
子どもたちが、さまざまな体験や学びを通して、心が動く瞬間のための費用です。
活用例: 専門分野のプロを招く講師料、アートや実験などの教材費、五感を刺激する活動の体験料や交通費など。
② 安心して自分らしくいられる「場」を守る専門スタッフ配置費(人件費)
オルタナティブスクールにおいて、子どもたちが何より「安心・安全」を感じ、自分の意思で過ごすためには、子ども一人ひとりの心に寄り添う大人の存在が不可欠です。
活用例: 子どもたちの「やってみたい」に伴走し、『心ゆれうごく経験』をサポートする専門スタッフの配置費用。
③ 地域の教育観をアップデートする「親子・市民向け講座」の開催費
課題を家庭や学校だけで抱え込むのではなく、地域全体で子どもを育む土壌をつくるための費用です。
活用例: 日々忙しい保護者も一緒に楽しく学べる親子向け講座や市民向け講座の開催費用。

