事業の目的
利用者の意思及び人格を尊重し、薬物をやめたい仲間の立場に立って、仲間が地域において自立した日常生活又は社会生活を営むことができるように支援する。
どんな薬物依存者でも、プログラムに従って徹底的に取り組めば必ず回復できるという希望のメッセージを伝えています。
薬物に限らず、ギャンブルやゲームネット利用の問題を抱える人たちを対象に、相談支援事業及び回復支援事業を行うとともに、農業体験など野外活動も取り入れていく。この事業により設置した事業所にて回復者雇用を行う。
また、就労機会の提供を便利屋さん事業にて行い、就労機会の少ない地方都市で働く場を提供する。この事業を足掛かりにやらせる就労からやりたい就労支援を目指す。
これまでの活動
刑務所出所者など帰住先がない薬物問題を抱える人たちを積極的に受け入れてきた、平均10名程度の入所者を受け入れており、安心、安全に依存からの回復に向けて取り組みを行えるように支援している。
依存者回復支援以外にも、地域や教育機関に対して、教育啓発活動、地域安全活動、家族相談、家族教室、学校講演、セミナー、研修会、メッセージ活動などを行っています。
これまでの事業成果
2023年度は、2023年3月に認可を受けた自立訓練(生活訓練)事業所カルデモンメの事業運営及び木津川ダルクホームでの依存者回復支援を行ってきた。当年度新規入所者は13名、退所者は11名、施設移動者2名。2024年3月末日にておいて8名の入所者となっている。通所利用が1名となっている。
提供プログラムにおいては、グループミーティングやワークブックを使ったグループワームを1日2回行った。ヨーガ療法プログラムを年間10回、地域清掃を2回、スポーツ、ハイキングや散策・花見、食事会等レクレーション年間10回、家族教室を年間12回開催する。また、木津川ダルク10周年記念フォーラム開催する。
対外的活動として、講演活動は年間32回。京都・大阪保護観察所等プログラム年間24回。病院メッセージ年間24回(Zoom)。勉強会・研究会参加年間30回(Zoom含む)。学会、フォーラム、イベント等参加年間21回(Zoom含む)。
事業の必要経費
依存者回復支援プログラム提供経費(24時間365日)
木津川ダルクホーム運営経費、カルデモンメ(自立訓練(生活訓練)施設)運営経費
家族相談支援事業経費(家族教室月一回開催)
薬物乱用防止教室講師派遣経費
刑務所、拘置所、留置所等への初期介入事業経費
国内外の関係諸団体と協力して回復に関する人権擁護、アディクション問題の減少に貢献する研究及び事業経費
依存問題及び回復に関する人権擁護の普及啓発に関する事業経費