私たちの取り組む課題
温暖なポンカンの産地である高知県須崎市とは
高知県須崎市は、県庁所在地である高知市より車で約40分前後の場所にある町です。高知県のほぼ中央に位置し、南は土佐湾に面しています。太平洋に面しており非常に温暖な気候が特徴。高温多湿で作物を育てるにはとても適した環境にあります。
そんな須崎市の名産品に、『ポンカン』があります。温暖な気候で栽培される柑橘類の一つで、完熟すると南国情緒あふれる濃厚な香りを持ち、甘さとビタミンが豊富な果肉は世代を超えて愛されています。
このプロジェクトを始めたいと考えたきっかけ
共同代表の盛田理です。東京で児童養護施設に勤務していた私は退職後、青森県へ移住しました。そうした縁で、何か地元の児童養護施設に貢献できたらと考えていました。そんなとき、須崎市へ移住して『果樹園さかもと』を営むかつての同僚、坂本浩司のことを思い出したのです。
そして、県内の児童養護施設の子どもたちに、須崎市で収穫されたポンカンをプレゼントしたところ、北国である青森では、柑橘類の果物は珍しく、こちらが考えていた以上に、とても喜んでもらえたのでした。
ぜひ、継続してプレゼントしたいと考えたのですが、私一人でできることには限界があります。そこで思いついたのが、共感してくださる“仲間”を広く募集するこの「オーナー制度」でした。そして同じく同僚だった合同会社うんすい宅建を経営する阿部浩一に事務局を担当してもらうことにしました。
子どもたちにとっても、オーナー様にとっても、須崎市の果樹園にご自身たちのポンカンの木があり、甘いポンカンが成長していくのを共に喜んでいただくことを通じて、心の交流を深めていただけるような仕組みも、いろいろと実行していきたいと考えています。
なぜこの課題に取り組むか
児童養護施設とは、何らかの事情で親などの保護者と暮らすことができない子どもが生活する施設です。最近の入所の理由でいちばん多いのは、「親の虐待・就労・経済的理由など」です。これらは子どもたちにとって、自分でどうにかできることではありません。
そして、子どもたちは児童の定義を18歳未満とする法律の定めにより、一部の例外を除いて、18歳を迎えると基本的には就職や進学を機に社会的養護の対象から外れ、施設を出て行くことになります。
その生い立ちなど多くの家庭的困難を抱える子どもたちが、18歳になったというだけで社会の荒波に立ち向かうということ、すぐに自活を迫られるのはとても厳しいことです。
私たちは同じ児童養護施設で働いていたとき、施設とはいえ普通に暮らせる環境を整えることの他、つらい思いをしてきた子どもたちに寄付をしてくださった方々との交流の場をつくる取り組みも積極的に行ってきました。
児童養護の現場は離れましたが、そんな子どもたちに人のぬくもりを感じつつ視野を広げていってほしい。そんな思いで始まったプロジェクトです。
寄付金の使い道
オーナー会員:年会費25,000円(一口)
栽培・収穫・発送等の一連の流れで、一本の木につき、およそ25,000円の費用がかかります。施設への発送に合わせて、オーナー会員の方にもポンカンをお送りします。
寄付:500円から
栽培・収穫・発送等の一連の流れで、一本の木につき、およそ25,000円の費用がかかります。ご寄付の金額が25,000円へ達するごとに、ポンカンの木を一本購入して施設へポンカンの実を送ります。
また、一部はプロジェクトの事務経費として大切に使わせていただきます。
※寄付を選択された方へのポンカンの発送はございません。ご自身への発送を希望される場合は、オーナー会員をご選択ください。
11月~12月に収穫
ポンカンは収穫後、すぐに出荷することができません。しばらく貯蔵して皮の水分を飛ばすなどして、より味を調える工程が必要となります。収穫されたポンカンは1箱はオーナー様へ、残りはすべて児童養護施設へプレゼントされます。
オーナー様へ活動報告等をお届けします!
児童養護施設への発送後は、子どもたちや職員の皆様などからの感想やメッセージなどを掲載したニュースレター(活動報告)をお届けします。また、決算報告もきちんと行ってまいります。
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