私たちの取り組む課題
NPO法人みんなのポラリスは、身体障害者の相互支援を目的として、2017年に設立しました。
社会との接点を失い孤立している障害者が、社会参加のきっかけをつかめるように、さまざまなイベントを実施しています。
みんなのポラリスは、身体障害者の相互支援を目的として設立されましたが、現在は身体障害者だけではなく、多様なマイノリティの集まる場となっています。
みんなのポラリスの大きな特徴は、若い社会的マイノリティが数多く活動に参加していることです。
これまでの活動が認められ、2024年10月からは文部科学省JST「ピアサポートの価値創造と普及による新しい医療社会モデル構築にむけた展開」委託研究事業に研究分担者として、代表理事の水口が参画することになりました。
現状、ボランティアに依存している「ピアサポート」(医療職などの専門家ではなく当事者同士(ピア)が助け合う(サポート) 活動)を日本の医療保険制度に組み入れることが、この研究のゴールです。
NPO法人みんなのポラリスでは、この研究のため「ソーシャルバザール」事業
https://minnanopolaris.my.canva.site/social-bazaar
を展開していくことになりました。
みんなのポラリスは、ソーシャルバザールを普及させることで、ピアサポートが人々に認知され、日本の医療保険制度に組み入れられ、そのことがやがては差別や偏見のない、多様性に満ちた新しい社会を創っていくことに繋がると考えています。az
なぜこの課題に取り組むか
当地(北海道帯広市)のような地方都市では社会的弱者、特に障害者に対する偏見は根強く残っていて、また交通機関、施設などのバリアフリー化も首都圏の状況に比較して著しく遅れていると思われます。
要因としては、弱者側からの発信がないため、双方向(障がい者と健常者)の理解が深まらないというのが大きいと実感しています。
知らないことへの恐怖。それが差別や偏見を生む。
違いを受け入れる。多様性を受け入れるという考え方は、こうしたことへの解決策の鍵だと思われます。
多様性というのは、時代のキーワードになっており、地域の多様性、というのは当地のみならず、これからの日本に広く啓蒙・普及していかなければならない課題だと考えます。
寄付金の使い道
頂いた寄付金は、NPO法人みんなのポラリスの運営および研究目的に活用させていただきます。