
事業の目的



ひきこもり状態にある方やそのご家族は、「どこに相談すればよいかわからない」「家族だけで抱え込んでしまっている」「本人にどう関わればよいかわからない」といった不安を抱えながら、長い時間を過ごしていることがあります。
NPO法人乙訓ももでは、社会福祉士などの専門職が、ひきこもり状態にある方やご家族からの相談を受け、一人ひとりの状況に合わせて、これからの関わり方や利用できる制度・支援先を一緒に考えています。
相談では、すぐに就労や社会参加を目指すのではなく、まずは安心して話せる関係づくりを大切にしています。本人や家族のペースを尊重しながら、必要に応じて居場所づくり、就労準備支援、家計改善支援、行政や地域の関係機関との連携にもつなげています。
孤立を防ぎ、「相談してよかった」「少し先のことを考えられた」と感じられる機会を地域の中に増やしていくことが、この事業の目的です。
これまでの活動
NPO法人乙訓ももでは、京都府乙訓地域を中心に、ひきこもり状態にある方やそのご家族への相談支援を行ってきました。
相談では、本人や家族が抱えている不安や困りごとを丁寧に聞き取り、必要に応じて、居場所づくり、就労準備支援、家計改善支援、行政や地域の関係機関につなぐ支援を行っています。
また、当事者の方が安心して過ごせる居場所づくり、家族同士が悩みを共有できる家族会、ひきこもりに関する学習会、地域の支援機関と連携するためのネットワークづくりにも取り組んできました。
長岡京市ひきこもり支援推進事業では、地域福祉連携室と連携し、月1回市役所で開催されるひきこもり専門相談会に相談員が同席しています。さらに、中学校卒業後の相談先を伝える説明会や相談会を実施し、学校卒業後に孤立しないための支援にも取り組んでいます。
これまでの事業成果
この事業を通じて、本人や家族が悩みを一人で抱え込まず、相談につながる機会をつくることができました。
ひきこもり状態にある方への支援は、短期間で大きな変化が生まれるものばかりではありません。しかし、家族が相談できる場所を知ること、本人の状況を整理できること、必要な支援機関とつながることは、その後の一歩につながる大切な成果です。
これまでの活動では、相談支援を入口として、居場所への参加、家族会への参加、就労準備支援や家計改善支援など、本人や世帯の状況に応じた支援につなげてきました。
また、市役所での専門相談会や学校卒業後の相談先説明会を通じて、地域の中で早い段階から相談先を知ってもらう機会をつくることができました。
事業の必要経費



この事業を継続するためには、相談対応を行う専門職の人件費、相談や居場所を安心して利用できる環境を整えるための会場・運営費、資料やチラシなどの作成費、関係機関との連携や訪問にかかる交通費などが必要です。
ひきこもり相談支援は、1回の相談で完結するものではなく、本人や家族の状況に合わせて、継続的に関わりながら信頼関係をつくっていく支援です。そのため、相談を受ける体制を安定して維持することが大切です。
いただいたご寄付は、主に以下の費用に活用します。
・本人や家族からの相談に対応する専門職の人件費
・相談や居場所づくりに必要な会場・運営費
・相談会や説明会で配布する資料、チラシ等の作成費
・行政、学校、医療、福祉機関などとの連携にかかる交通費・通信費
・地域支援ネットワーク構築のための研修会や会議にかかる会場費、付帯設備費、講師招聘費
・安心して参加できる場を維持するための消耗品費・保険料等

