私たちの取り組む課題
Standing Together, Creating the Future
ともに立ち上がり、映像表現を活用してより良い未来を作り出そう、という思いを込めたOurPlanet-TVのミッションステイトメントです。
行政や企業から独立し、市民独自の視点で情報を流す【非営利/独立/オルタナティブ/コミュニティ】のメディアは世界中にたくさんあります。OurPlanet-TVもこういったメディアの理念に共感し、独立性を重視した運営を17年間継続してきました。マスメディアに対抗するメディアとしてではなく オルタナティブな、もうひとつのメディアとして マスメディアからこぼれ落ちた情報をすくいあげ、誰もが自由に、無料で、市民の視点に立った公正な情報にアクセスできる環境を確保しています。
とくに、子どもや人権、環境、ジェンダー、福祉など社会性の高いテーマを中心に、様々な地域やコミュニティの出来事を映像で記録、表現しています。こうした映像には、社会の課題を共有し、問題解決へとつなげ、豊かでより民主的な社会を形成する可能性があると信じています。
こんな番組を制作しています
【きらりと光る「ひと」にフォーカス】
● 独自の視点で社会を斬るジャーナリストにインタビュー
● 多様な世界を伝えるドキュメンタリー映画監督にインタビュー
● 様々な現場で活躍するNGOや専門家、当事者へのインタビュー
【さまざまな市民の動き】
● 沖縄・辺野古埋め立てに対する抗議運動
● 難民政策や入国管理のあり方に反対する市民の動き
● 高度プロフェッショナル制度など新たな労働問題
● セクハラ発言や#metoooなどをめぐるジェンダー問題
● 相次ぐ死刑執行に対する市民社会の声
【東京五輪と環境】
● 競技場の建設が進む開発現場の最新状況
● 築地市場の閉場や豊洲市場の開場
● 公園の再開発にともなう環境破壊や人権侵害
● 組織委員会や変動する五輪予算の動向
【東京電力福島第一原発事故】
● 避難指示解除区域の子どもたちの記録
● 子どもの甲状腺がんを巡る議論
● 東電原発事故刑事裁判
なぜこの課題に取り組むか
あなたがスポンサーです
今、テレビは商業主義化の一途を辿っています。報道番組や情報番組でさえ視聴率を重視し、複雑なことを単純化したり、大切なことを伝えなくなっています。
例えば、戦後最大の惨事である東京電力福島第一原発事故に関する報道も、3月11日前後には特集が組まれますが、それ以外の時期にはほとんど報じられることがありません。東京五輪は、大手メディアが公式スポンサーになっているため、批判的な内容は扱われにくいのが実情です。メディアへ対する政府の圧力が強まる中、政権に「忖度」するような新聞報道や論調も目立つようになっています。
しかし”誰か”伝えなければ、「なかったこと」にされてしまう「声」「出来事」がたくさんあります。これができるのは、政府や企業に左右されない独立したメディアだからこそ。OurPlanet-TVは、一人ひとりの心ある個人スポンサーに支えられ、社会の片隅で起きている問題に光を当てています。
寄付金の使い道
取材活動にかかる交通費や調査費など諸経費の一部がまかなえます
主な取材地である福島へは、平均すると月に5往復ほどしています。この他、都内での取材もあわせて、交通費・宿泊費・情報公開のための複写費など、取材活動にかかる諸経費は毎月40万円ほどです。
老朽化している機材の買い替えができます
私たちが取材で使うビデオカメラや三脚は、何度も修理を繰り返しながら長年使っているものばかり。老朽化が進み、修理の回数も増え、修理費がかさんでいます。新しい機材の導入と、映像アーカイブのための環境整備など、課題は山積みです。
市民のためのメディアセンター「メディアカフェ」の維持費に補填します
東京・神保町にある事務所と、併設する「メディアカフェ」の維持費は毎月20万円ほど。「メディアカフェ」は市民が映像制作を自由に学べるメディアセンターとして、機材の貸し出しやワークショップを開催しています。また、上映イベントなどを行うことで多様な世代、バックグラウンドの方々の交流を促進しています。