事業の目的
息の長い支援活動を支えるために。
まび復興ボランティア団体・NPOシェアオフィス「まびシェア」は、長期的に倉敷市真備町の被災者支援に取り組む組織のシェアオフィスとして、多くの方々にいただいた寄付のお金だけで整備をした倉敷市真備町内の拠点です。
支援活動が長期化していくにしたがって、災害ボランティアセンターへの一般支援ニーズも減少し拠点となる場所が縮小または減少していく中で、継続的に支援に取り組む組織が集まり、会議や打ち合わせ、事務作業や相談、また被災者向けのセミナーや地域によるサロンなどを開催する場所がないというニーズにこたえて設置をさせていただきました。
現在も、「災害支援ネットワークおかやま@くらしき会議」の開催場所とすると共に、職員を配置して様々な支援活動に関する相談等に対応をしています。
設備:
ミーティングスペース
コワーキングスペース(PC 作業など・無線LAN 有)
会議貸出(最大定員30 人)
コピー機、プリンタ、給湯設備
支援物資などの一時保管など
機能:
支援に取り組む組織の活動に関する相談(支援先との調整など)
運営に関する相談(寄付募集など)、
他の支援に取り組む組織とのコーディネート、
定期的な情報共有会議の開催 など
これまでの活動
様々なプロジェクトの立ち上げと事務局を担う。
まびシェアでは普段の利用の他に以下のような取り組みを行ってきました。
・災害支援ネットワークおかやま@くらしき会議の開催
・建設仮設住宅の暑さ対策のための葦簀設置などの支援プロジェクト
・「晴れの国たすけあいプロジェクト」事務局
・グリーフケアプロジェクト支援
・真備地域の各まちづくり協議会の支援プロジェクト
・カリタス・JVOADと連携しての家電支援プロジェクト など。
これまでの事業成果
民間による支援の拠点の一つとして。
まびシェアでは上記の画像のように多くの利用をいただいています。
(2019年5月~2020年1月)
・これまでの利用組織数:72組織
・来訪人数(のべ):482人
・電話相談件数(のべ):614件
・会議利用件数:96回
・ワークショップ利用件数:35回
・災害支援ネットワークおかやま@くらしき会議:15回
事業の必要経費
この場所を維持するために。
まびシェアは今の多くの組織にご利用いただいていると共に相談先の一つとしても活用いただいています。
また、今月末で災害ボランティアセンターが閉所になるのを受けて、ボランティアセンターで対応が難しいニーズやその後に発生するニーズに対応するために立ち上がったNPO有志により組織「晴れの国たすけあいプロジェクト」の事務局も務めています。
仮設住宅の期限である2年間は少なくともこの場所を維持すると共に、その後もまた支援のあり方を考えていきます。