私たちの取り組む課題
西田の秋祭り
西田秋祭りは、杉並区荻窪の田端神社を中心に、毎年9月12日・13日の2日間にわたり行われるお祭りです。
現在は住宅地となっていますが、かつては善福寺川の恵みによって田んぼが広がる地域であり、田端神社を中心としたこの一帯は「西の田んぼの端=西田端」と呼ばれてきました。秋には豊作への感謝、地域の発展、人々の健康を祈って祭りが執り行われ、地域の暮らしと深く結びついてきました。
秋祭りの再興
しかし2023年、祭りを主催していた地域商店会が解散。祭りの存続が危ぶまれる状況となりました。
「神輿や子ども山車を地域で活用してほしい」という声を受け、町会・商店・有志住民が集まり「西田まつりの会」を発足。秋祭りの再興に向けた取り組みを始めました。
奉仕者、運営費の確保が課題
昔からの住民の高齢化により、奉仕者(担ぎ手や準備に携わる人々)が減少しています。全国的にも少子高齢化により、祭りがなくなったり、神事のみとなるケースも増えています。
また、神輿や山車の維持費、法被や帯の保管費、運営費など、継続開催のための資金確保も大きな課題です。
なぜこの課題に取り組むか
祭りは“地域のハブ”
西田の秋祭りは、単なる行事ではなく、人と人をつなぐ「地域のハブ」です。
世代も立場も異なる人が、同じ時間と空間を共有し、笑顔や声を交わすことで、暮らしの中に安心と一体感が生まれます。
新旧住民が出会う場
西田地域は、昔から住む方々の高齢化が進む一方で、近年はファミリー向けマンションが増え、新しい住民が数多く移り住んできています。
生まれや育ちが西田でない人も、祭りをきっかけに地域に溶け込み、伝統文化を一緒に楽しみ守ることで、新旧住民が自然につながり合えるのです。
子どもたちへ未来をつなぐ
この地で新しく生まれた子どもたちが、祭りを通して地域に愛着を持ち、仲間と育ち合い、やがて次の世代へと伝統を引き継いでいく。
それこそが、西田の祭りを未来へ残す最大の意味だと私たちは考えています。
だからこそ、私たちは秋祭りの存続に力を注いでいます。地域の文化を守りながら、新しいコミュニティを育て、子どもたちの未来に誇れる西田を残していくために―。
支援金の使い道
西田秋祭りの存続の為に
西田秋祭りの存続のために、いただいたご寄付(協賛金)は祭り全体の円滑な開催に大切に活用させていただきます。
皆さまのご支援が、西田の祭りを支える力になります。
主な用途
- 神輿および山車の保存・維持
- 祭りの運営費用(法被や帯のクリーニング・保管、音響・照明、子ども向けお土産、御神酒所設営、神輿や備品の移動費など)
- 担ぎ手の熱中症対策(水分・ミネラル・塩分補給のための飲食、体を冷やすグッズ等)
- 広報費(ポスター・チラシ・ホームページ制作) 他