私たちの取り組む課題
①公立小学校で子ども向け弁当無償配布
②ひとり親、困窮家庭へ食品日用品支援「みんなのストッカー」
③子育て短期支援事業(那須塩原市、大田原市)
④オレンジリボン運動の啓発・異業種とのチャリティ開催
⑤小規模住居型児童養育事業「ファミリーホーム ルーモス」2025年7月開始予定
⑥「虐待親にもケアを」mytreeペアレンツプログラムの実施(2026年より実施予定)
なぜこの課題に取り組むか
全国の子どもの相対的貧困率は13.9%だが、那須塩原市内に関しては市の独自調べで2019年で14.9%となる。そのうち34%がひとり親家庭と出ておりそのうち67%が困窮周辺層となっている。(学齢期の家庭)
ネグレクト家庭の子どもたちは、転んでも、家族に傷の手当をしてもらうことも、「痛かったね」と共感してもらうことも、泣いて痛かったことを訴えることも知らない。虐待を受ける子どもたちは転んで血を流して「大丈夫?」と心配されることもなく「大丈夫、痛くないから」と誤魔化すことで自分を守る。どちらも彼らにとって生きるための盾である。しかし、私たちの開催する「子どものリビング」事業の中で、多様性の関わりが学生バイトと、学生と関わるネグレクト家庭の子どもにとっても、新たな価値観ができていく過程が見られ、刺激と気付きの多いものであった。ネグレクト家庭の子どもは関わり合いの心地よさを子どものリビングで体感し「また行きたい」と発信し新たなの居場所となっている。
フォーマルな支援に当てはまら無いケースは手放されているかといえば、行政の家庭相談員が個別に繋ぎ止めるケースもある。学校が「これ以上は教員の仕事じゃない」というところまで苦渋の決断に追い込まれているケースもある。どちらも私たちに「本来は自分達がなんとかしてあげないといけないところ」だと言いながらも相談をくれる。そのケースは子どもを預かるだけではなく、保護者との面談末に家庭支援にも入っている。
(行政ケースは子育て短期支援事業から関係ができ、学校ケースは子どもおべんとうから繋がっているケースである。また、公立の小学校へ直接関わりを持って中に入って独自の支援が出来ている市内のNPO法人は私たちだけであり、他法人からノウハウを知りたいと問い合わせは入ることもある。)
寄付金の使い道
今までの事業はなんとか助成金をつなぎ合わせて活動してきました。行政からの委託事業にしてしまえば、きっと運営も楽なんだろうと思いますが、収入の枠組みで支援ができる家庭とそうではない家庭に分けられてしまいます。私たちも苦渋の決断をし、独自事業として展開していくことを決めています。
①心理研修費(mytreeペアレンツプログラム受講料)
②相談支援員、事務員、臨時保育士人件費
③困窮家庭用地域有料ゴミ袋
④家賃、ガス光熱費