私たちの取り組む課題



1. 高学年のこども達の「居場所」づくり
低学年中心の学童保育や、中高生の居場所である「ユースセンター」などはだいぶ整備が進んできたが、
「小学校高学年の居場所」というのは全国的にみてもほとんどない。
2. 少人数で過ごすことのできる「放課後の場」づくり
学童のニーズが増え、待機児童を出さないためにも、大規模な学童が増えているという現状がある。
しかし、大人数が苦手なこども達が過ごせるような「放課後の少人数の場」に対するニーズも少なからずある。
3. 学校に行っていないこども達の「選択肢」づくり
フリースクールやオルタナティブスクール等の選択肢もあるが、保護者の方達からは「料金が高額すぎる」、「学習面が難しく、通えない」等の相談があった。
「少額で通うことのできる場所」や、「学習や成長よりもまずは、横のつながりが持てる場所」を求める声が多かった。
なぜこの課題に取り組むか



より多くのこどもが自分らしく過ごすことのできる「居場所」を創りたい
1. 「小学校高学年のこども達が孤立する放課後」からの脱却
高学年の子どもたちの約7割は『放課後は自宅で過ごしている』というデータがある。
そして、そのうちの4割は、一人でゲームやYouTubeを見ながら過ごしているそうだ。
高学年のこどもたちのための居場所がない。
ひとりでゲーム等をして家で過ごすことが、決して悪いわけではないが・・・
⇒ 既存の学童・習い事・家などとは違った「新たな選択肢」を作ることで、こども達の放課後の「選択肢」が広がると感じた。
2. 少人数で過ごす場の重要性
集団の中で過ごすことで学べることも多いが、「やりたいことができなくなる」などの、制限が出てくる場面もある。
少人数で過ごせる場所において「自由」や「安心感」を感じ、過ごしやすくなるこども達も一定数いる。
3. 不登校家庭の「負のスパイラル」を止めたい
単身家庭で、2人のこどもが学校に行っていない親から、以下のような相談を受けた。
「こどもがまだ小さいため、こどもが学校に行かないと、自然と親も家にいなければならない。」
「その分仕事ができなくなるため、収入が減り、生活ができなくなってしまう。」
国や地方自治体の制度ができるのを待つのではなく、こうしたこどもや保護者の為にも今すぐに居場所をつくる必要性を感じた。
寄付金の使い道



少人数×高学年の放課後の居場所「ぬくもり」及び、不登校のこどもの居場所「ミライのたいよう」は現在、ボランティアベースで運営しています。
現在30家庭を超える家庭の大切な居場所になっているため、この2施設を持続的に運営できるよう、寄附金を使用させていただきます。