私たちの取り組む課題
NPO法人音楽のチカラが取り組んでいる課題は以下のようなものです。
1. 音楽へのアクセス格差の解消
障害や年齢、経済的な理由などで音楽に触れる機会が限られている人々に、生の音楽を届けることで、音楽の力を平等に享受できる社会を目指しています。
2. 地域の音楽活動の衰退防止
少子高齢化や地域間格差により、地域での音楽活動や演奏の機会が減少している現状を支援し、活気ある音楽コミュニティの形成を目指しています。
3. 音楽家の支援と活動の循環
音楽家が活動しやすい環境を整備し、寄付金や支援金を効率的に循環させることで、音楽活動の持続可能な仕組みを構築しています。
4. 地域コミュニティの希薄化
音楽を通じて世代や障害の有無を超えた交流を促進し、地域に温かくつながりのあるコミュニティを育むことを目指しています。
これらの課題に取り組むことで、音楽を通じたより良い社会の実現を目指しています。
なぜこの課題に取り組むか
NPO法人音楽のチカラが取り組む理由は以下の通りです
1. 音楽が持つ癒しと希望の力への信念
音楽は心を癒し、希望や元気を与える力を持つ普遍的なものであり、その力をすべての人が享受できる社会を目指しています。
2. 障害者としての経験と現場で見てきた課題
私自身が身体に障害を持ちながら音楽の力で希望を得た経験があります。また、会場や現場で、障害や年齢、経済的理由によって差別的な扱いを受けたり、音楽に触れる機会を奪われている方々を多く目にしてきました。こうした方々に音楽を通じた平等な機会を提供したいという強い思いがあります。
3. 地域社会の活性化と音楽家の支援
少子高齢化やコミュニティの希薄化が進む中、音楽が地域をつなぎ、活気を生み出す大きな力になると確信しています。また、多くの音楽家が活動の場や支援を得られずにいる現状を改善し、地域と音楽家がともに成長し、循環する仕組みを構築したいと考えています。
4. 音楽を通じた持続可能な循環型社会の構築
寄付金や支援金を効率的に活用し、音楽活動を循環させることで、社会に長期的にポジティブな影響を与える仕組みを作りたいという思いがあります。
これらの理由から、音楽を通じてすべての人が平等に希望や元気を得られる社会を目指し、課題解決に取り組んでいます。
寄付金の使い道
寄付金の使い道は以下のような形で、音楽の力を地域や世界に広げるために活用させていただきます。
1. 障害者施設や病院へのプロ演奏家の派遣
障害者施設や病院にプロの演奏家を招き、生演奏を通じて笑顔や元気を届ける活動の謝礼に使用します。
2. 地域の小中学校への支援
プロの音楽家を小中学校に派遣し、講習会やワークショップを行う費用に充てます。これにより、子供たちに音楽を学ぶ機会を提供するとともに、新たな音楽活動への参加を促します。また、部活動の地域移行を進めるためのサポートも行います。
3. 中古楽器のリペアと寄付
使われなくなった中古楽器を集め、修理を行い、音楽をやりたくてもやれない子供たちに提供します。さらに、海外にも楽器を届けることで、世界中の子供たちに音楽の喜びを広げます。
4. 新しい音楽活動の創出と促進
地域で新たに音楽活動を始めるためのサポートや、地域の演奏会の開催費用、音楽家の育成に必要な資金として活用します。
5. 音楽活動の循環型支援
寄付金を音楽家や活動に循環させることで、継続的に地域社会と音楽をつなげる仕組みを構築します。
これらの取り組みを通じて、音楽を通じた温かい社会づくりを目指します。