事業の目的
ムラツムギVillageは、活性化だけを前提にしない議論ができるfacebookグループで、人口増加や経済活性化を目指さないのも選択肢の1つとして受け入れられる土壌をつくることを目的としています。
これまでは地域活性化前提の地域づくりが主流だったこともあり、1つの最適解があるわけではなく、それぞれの個別解があるこのデリケートなトピックを扱う上で、安心して情報交換できるコミュニティは欠かせません。
地域活性化の議論は光が当たりやすい一方、「今ある暮らしを大切にしたい」、「活性化を頑張る元気はないけど、この地に住み続けたい」という声にも寄り添い、納得のいく地域の未来を考えるための意見交換、情報交換やつながりを生み出す場を提供します。
これまでの活動
「議論の種まき」「今日の問い」「景色とつぶやき」などのコンテンツで投稿をし、コメント欄では参加者同士で議論をしたり意見を募ったり、時には自慢の風景を撮影して思いを綴ったりと、双方向的なコミュニケーションがとれる場として運営してきました。
また、対面での議論の機会も大切にしています。
2020年2月まで偶数月は村民の宴、奇数月は村民集会というムラツムギVillage主催のイベントを開催してきました。
村民の宴は毎回5名〜10名程の参加者を募り、みんなでご飯を食べにいき情報交換をするという企画です。
村民集会はムラツムギメンバーによる講義やワークショップ、参加者同士の議論を通じて地域の現状について理解を深めたり、他地域の事例を学んだり、ご自身の縁のある地域と結びつけて考えるという企画です。
感染症の流行を考慮し、6月からオンライン村民集会という対談型のイベントを開始しました。運営メンバーだけでなく、有識者をゲストに迎え、議論を深めていく試みもしています。
これまでの事業成果
グループ内でコミュニケーションを取り続けたことで、参加メンバーさんからフィールドワークにいきたいという申し出がありました。
さらに、そのフィールドワークの対象地域になりそうなところがないかを尋ねる投稿もムラツムギVillage内で行われるなど、コミュニティ内にエコシステムが醸成されつつあります。