私たちの取り組む課題
自然と共に、自分らしく生きていくために
モリノネでは、次のような保育理念を掲げています。
- 子どもの自ら育つ力を信じ、誰もが自分らしく生きる力を育む
- 自然・暮らし・文化など、あめつち※との繋がりを感じ、大切にする ※存在する全て
- 多様性を認め合い、子どもも大人も共に育ち合う
子どもが自分の人生を自分らしく生きていくためには、大人は主導する立場としてではなく、かと言って放任ではなく、子どもが自分で選べる環境づくりと関わりが役割だと考えています。
また、自然は曖昧で多様な世界で、子どもが自ら選び工夫して遊ぶにはすばらしい環境です。そして、子どもや私たち自身もその自然の一部なのです。自然と、その自然と共にある暮らし、そしてその中で築かれてきた文化を感じ、大切にしていきます。
このような私たちの役割と環境とのつながりが土台となり、多様性を認め合い、子どもも大人も共に育ち合う、そんな場所になっていくことを願っています。
子どもの好奇心や主体性を大切にすることを前提とした活動を行います
◎『自然体験』自然環境の中で自然の素材や要素を活用します
ex.自然遊び、お散歩、畑、キャンプ、自然物での製作、農業・漁業体験など
◎『生活体験』暮らしを築いていくための生活力や生きる力を習得します
ex.調理、掃除、味噌作り、梅仕事、干し柿作り、地域交流活動など
また室内でも、古い家財を利用したあたたかな空間で、木のおもちゃや絵本など、子どもの発達に合わせて遊びが展開できる環境を整えています。
子どもにも、保護者にも、そして自然や地域にも
- 子どもに対して、主体性やその子らしさを育める環境を提供します
- 保護者に対して、子育ちの楽しさや自身を大切にする時間を提供します
- 自治体に対して、地域の魅力度アップや移住定住のきっかけを提供します
- 自然に対して、大切に思われ互いに支え合う関係の中で生きることを提供します
- 地域に対して、子育て環境の向上を通じて、社会・文化的な地域の動きを活発になることを提供します
なぜこの課題に取り組むか
急速に変化する現代ーいま育てたい「生きる力」
現代は、グローバル化やテクノロジーの進化など社会が急速に変化していることに加え、多発する自然災害や新型コロナウィルスの到来など予測困難な時代です。そのような中これから、「生きる力」や「自分で切り開いていく力」が必要だと感じています。
それには、子どもを取り巻く環境が大切!
子どもが主体的に遊び込める環境、子ども・大人関係なく育ち合える環境、子どもが信じて見守ってもらえる環境です。
生きる根っこを育てよう!
私たちは母親、保育者、臨床心理士というそれぞれの立場から現在の保育や子育て環境に対して課題感を抱き、気仙沼、釜石、陸前高田にてそれぞれで活動を展開させてきました。
2019年からは3者で連携しそれぞれのフィールドで親子イベントを行ってきましたが、子どもの育ちによりフォーカスした活動を展開させるべく、2022年からは常設型の保育施設の発足に向けて3人で動き出しました。
2023年4月に一時預かり保育を本格的にスタートします!
自然という多様な環境の中で、大人主導ではなく子どもの「やりたい」気持ちに寄り添い・見守る保育を通して、「自分で考え行動する」力を育みます。
寄付金の使い道
フィールドの整備・安全管理
子どもが「やりたい!」と思ったそのときにそれを叶えられる環境。
この環境の準備がとても大切であり、とても手もかかります。
でも、それを大人の都合で後回しにせず、しっかり準備して子どもを受け入れたいと思っています。
- 木製遊具などのメンテナンス
木製の遊具はやがて朽ちて土になり、自然の中で循環していきます。
プラスチック製は手軽で、鉄製は一度設置すれば耐久性は高いですが、どちらも自分たちの手の届く範囲で循環させていくことは難しい素材です。
日々の手入れを行い、数年ごとに木材を取り換えながら遊具を維持するための資金に使わせていただきます。
- 除草剤を使わないフィールド管理
子どもたちがのびやかに遊ぶための安全管理は必須です。
ヘビやハチ、漆などの危険な野生生物から子どもたちを守るために、日々の草刈りが欠かせません。
除草剤は撒かず、草刈りで優しくフィールドを維持するための資金として使わせていただきます。
- その他、環境整備や安全管理のために必要な活動資金として使わせていただきます。
親子イベントの活動費
モリノネでは、月3回程度親子イベントを開催しています。
モリノネの拠点となるフィールドはもちろん、市内や近隣地域の豊かな自然フィールドにもお出かけしています。
海や川、山などでも安全に遊ぶために必要なスタッフの配置、ライフジャケットなどの装備品、その他活動に必要な備品・消耗品などに寄付金を使わせていただきます。