私たちの取り組む課題
スラムに住む多くの子どもたちは
学費の負担や家計の事情などで、大学どころか、高校へ行くことができません。また、ケニアでは、医療体制が整っていない地域も多く、医療従事者の不足が深刻な問題となっています。
私たちは、学費支援により、ケニアのスラムに住む「医者になりたい子ども達」の夢を叶えるとともに、ケニアの医療体制の改善を目指しています。
(参考)ケニアの教育制度について
ケニアの教育制度は、初等教育が8年、中等教育が4年、大学などの高等教育が4年という、8-4-4制となっています。初等教育は、6歳から14歳までの児童を対象とし、義務教育のため学費はかかりません。中等教育の4年間が、日本で言う高校にあたります。中等教育の年間の学費を含む教育費がおよそ5、6万円かかります。反面、スラムに住む方々の年収も5,6万円程度。
これにより、スラムに住む子ども達は、医学部へ行くどころか、その前段階の中等教育すら受けられず、夢をあきらめざるを得ないという現状があります。
中等教育の修了時の試験に合格すると、ケニア中等教育資格 (KCSE)が与えられ、この試験の結果は高等教育(日本でいう大学)の選抜に利用されます。この試験で上位に入れば、国からの奨学金を受けることができるため、スラム出身の貧しい子どもでも、医学部へ行くことが可能となります。
なぜこの課題に取り組むか
本会の代表、榎本和真は医者になる事を目指す高校1年生です
ある日、医者になる事の情報を検索していると、ケニアのスラムに住む医者になりたい子ども達のページを見つけました。
ケニアの教育事情を調べてみたところ、私は大きな衝撃を受けました。なぜなら、私と同じように医者を目指しているのに、金銭面で諦めざるを得ない子供たちがいることが分かったからです。
そして「自分に何かできないか?」と考えるようになりました
ケニアの中等教育の年間の学費5万円は、高校生の自分には大金です。アルバイトなどで稼ぐことは可能かもしれませんが、それでは多くの子ども達を救うことはできません。
そのことを兄に相談してみると、「彼らに寄付をする団体を作ったらどうか?ひとりひとりでは小さな力でも、多くの人が助ければ大きな力となるはず。」というアドバイスを受けました。そこで「未来の医者を育てる会」を作ることにしました。
この会についての話をしたところ賛同者が増え、中学生1名、高校生3名と、私たちの活動をサポートしてくれる大人たちを含む「未来の医者を育てる会」が出来ました。(現在、NPO法人設立認証申請中)
特に、NPO法人チャイルドドクター・ジャパンの宮田久也様には大変なご助力をいただき、ケニアでの支援対象となる「医者を目指すスラムの子どもたち」とのマッチングから、本会に寄せられた就学支援金を子どもたちの保護者に受け渡すという重要な取り組みを実現できるようになりました。
私たちの団体は
子どもたちが教育を受けることで、夢を叶え、自分自身や地域社会を変える力を身につけることを目的としています。皆様のご支援が、この目的を実現するための大きな力となります。皆様からの寄付により、医者になりたい子どもたちの学費を支援し、彼らが夢を実現できるようサポートしていきます。
ぜひ、私たちの活動にご賛同いただき、ご支援をいただければ幸いです。
寄付金の使い道
寄付金は、ケニアのスラムに住む「医者になりたい子ども達」の学費支援に使われます。
【毎月寄付の場合】
- 毎月5,000円の寄付で、1名の年間の学費として使わせていただきます。
- 毎月2,500円の寄付で、1名の半年分の学費として使わせていただきます。
【都度寄付の場合】
- 不足している生徒への学費や運営費用に使わせていただきます。
- 当団体では役員報酬等はいただいておりませんので、皆様からの寄付金は支援や運営費用にのみ使います。