
事業の目的



子ども達の自由な遊び場、大人も子どももつながれる場所が必要
空き地や自然が減少し、公園でも禁止事項やルールが厳しい中で、子ども達が木・土・水・火などを使って自由に遊べる場が昔と比べどんどんなくなってきています。
また、少子化やつながりの希薄さにより人に迷惑を掛けないよう "孤"育てとなっている方も多いのではないでしょうか。
子ども達の自由な遊び場、大人も子どももつながれる場所が必要とされています。
プレーパーク(冒険遊び場)とは
私達は北長瀬未来ふれあい総合公園で、プレーパーク(冒険遊び場)を開催しています。
ものづくり、水遊び、土遊び、火の体験、自然の素材や廃材を使い、自分の「やってみたい」を実現できる遊び場です。
家庭環境や、障がいの有無に関わらず多様な子ども達に来てほしいとの思いから参加は無料、予約も不要としています。
外遊びのできる居場所を目指して
この公園は令和5年にオープンしたばかりの総合公園で、子育て世帯が多く住む岡山県岡山市の中心部に位置し、車や電車などで遠方からもアクセスしやすい場所にあります。
地域の方はもちろん、岡山市内外の子育て親子にとって、外遊びの居場所となれることを目指しています。
これまでの活動



年に30回以上開催
現在、土曜日を中心に月2~4回、年30回以上開催しています。
活動実績
2020年度 遊び場開催 22回 参加者累計 392名
2021年度 遊び場開催 17回 参加者累計 387名
2022年度 遊び場開催 20回 参加者累計 1,052名
2023年度 遊び場開催 27回 参加者累計 1,928名
2024年度 遊び場開催 49回 参加者累計 4,047名
2025年度 遊び場開催 31回(予定)参加者推定 2,000名
*2018~2022年度は「操車場跡地にできる新公園を活用する市民の会」として、
整備中だった公園予定地で社会実験として遊び場づくりを行ってきました。
これまでの事業成果



参加者
●遊び場の充実化や広報により認知も広がり、参加者数は年々増加し、2024年度は4千名超え。
何度も来てくれる常連参加者の方も増えています。
●インスタグラムフォロワー 1,537名(2025年4月現在)
●ボランティアとして中学生、大学生も参加があり、子ども達が多世代と関われる機会となっています。
●不登校の子ども、発達障害など特性のある子ども達も参加しています。
●材料持ち寄りのそうめん流し、味噌汁、カレー作りなどを毎回行うことで、参加者との交流が生まれたり、一日ゆっくり過ごされる方が多くなりました。
「そうめん流しは私も初めて体験した。とても良い経験をさせて頂いてありがとうございます」(参加者/小学生の親)
「とても美味しかった。子どもが家では野菜を食べないのに、ここではよく食べます」(参加者/幼児の親)などの声も頂いています。
参加者の感想
●「順番待ちなどが難しい子なので、ここではルールがなく自由に遊べて嬉しい」(来場者/幼児の母親)
●「いつもはあまり外では遊ばないので楽しかった」(来場者/10代)
●「色んな準備に携われて良かった。子どもの笑顔がたくさん見れた」(ボランティア/中学生)
●「金槌やノコギリなど、普段触れないものを実際に使えて楽しめました。」(来場者/母親)
●「久しぶりに大人と話ができました。」(来場者/乳児の母親)
●「お兄ちゃんに話しかけてもらえて嬉しかった。風船をつくってくれた。」(来場者/小学生)
事業の必要経費



●遊び道具やテント、ブルーシートなどの消耗品 (年間約40万)
●参加者のためのイベント保険(年間2.2万)
●駐車場代等スタッフ交通費(年間8.5万)
※2024年度
現在スタッフはボランティアで活動していますが、それでも年間50万以上の経費がかかっています。
2024年度は平日も開催していましたが、ボランティアでスタッフをしてくれるメンバーの負担も重く、2025年度は開催日を減らしていくことになりました。
今後、再び開催日を増やしていくには、スタッフへの謝金も必要であると考えています。